熱戦を観戦
昨日、今日と出張。
昨日はブログを休ませていただきました。
今日は近鉄花園ラグビー場に行ってきました。
現在開催中の第87回全国高校ラグビーフットボール大会を見てきました。
朝一番から15時まで見てきましたが、最初に向かったのは第一グランド。
伏見工業(京都)-正智深谷(埼玉)
西のAシード伏見工業と留学生パワー擁する正智深谷の激突。
伏見工業は2人のトンガ人を徹底的にマーク。前半は伏見工業の低いタックルが炸裂。大きなトンガ人留学生が一発で倒されるシーンが何度もありました。
正智深谷は1次攻撃、2次攻撃でトンガ人を使ってしまうと3次攻撃で手が無くなってしまうんですよね。。。苦し紛れに外に回して、下げられる。。。正直苦しかったです。
伏見工業は低いタックるとタックル後の動きが早く、ターンオーバーを何度もしていました。そして、FWもBKも鋭い動きで確実にゲインを切っていく。。。
結果は27対7で伏見工業が圧倒。Aシードの貫禄を見せました。
次に向かったのは第3グランド。
仙台育英(宮城)-長崎北陽台(長崎)
ラグビーどころ長崎の代表長崎北陽台はシード漏れしたものの実力は誰もが認めるところ。仙台育英は東のBシード。高校ラグビー界は大学と反対で西高東低。試合前からシード校食いの予感がありました。
仙台育英はキックからコンタクト、パスからタックルまで全てのプレーの中心となっているNO8のナータを中心にした攻撃。しかし、このナータは凄い。デカイし速いし、パスももの凄くうまい。先ほど見た正智深谷のトンガ人と一味違います。流石はニュージーランダーです。
長崎北陽台は鉄壁のディフェンスとFWの早い集散が売り。1回戦の静岡代表の東海大翔洋戦でもFW&BK一体の攻撃とディフェンスで圧倒してましたからね。。。
試合は終始北陽台ペース。強烈なダブルタックルで仙台育英オフェンスをシャットアウト。連続攻撃を許しませんでした。
スピードと接点の強さで圧倒した長崎北陽台がシード校を圧倒。38対5のスコアーで見事シード校を倒しました。仙台育英は自分たちのラグビーを全くやらせてもらえず、いいところ無く敗退。。。北陽台は今後も期待できそうです。
次もそのまま第三グランドへ残って観戦しました。
東海大仰星(大阪第1)-尾道(広島)
東海大仰星は前大会で圧倒的な強さを見せ付け優勝した強豪校。
尾道は2回目の出場であまり馴染みの無いチームです。
しかし、この両チームは4月に行われた選抜大会で対戦していたんです。そのときは10対7の僅差で仰星が勝ったものの『尾道の前に出るディフェンスが仰星を苦しめた・・・』と、ラグビー界では結構評判になっていました。
菅平でも練習試合をした両チームですが、この1年で仰星が尾道に3戦3勝と、貫禄を見せ付けていました。
試合は風上にたった尾道を仰星が完璧な組織ディフェンスで食い止め、仰星有利。尾道はキック合戦でやや負けていましたね。前半を終了して、12対7と風下だった仰星がリードで折り返し、『これは、後半は仰星が陣地の利を生かして圧倒するかな?』と思いました。
しかし、この予想は外れました。風下に立った尾道はFWがラッシュを仕掛け、激しいタックルの仰星ディフェンスを相手に少しずつ前に出られるようになってきました。
ラインアウトが不安定だった仰星に対し、尾道はラインアウト&モールが完璧で、ここからゲームを優位に進めていきます。尾道がゴール前に攻め込んでも仰星も鉄壁のディフェンスではね返し、見応えのある攻防が続くもののスコアは動かず20分が過ぎました。モールをゴリゴリ押される仰星ディフェンスが徐々に崩れていきました。尾道のモールを止めきれず仰星が反則を繰り返す。。。尾道はクイックスタートで相手陣深くに攻め込み、待望のトライ。。。ゴールも決まり尾道が14対12と逆転に成功。
逆転後も尾道が優位にゲームを支配できるモールでしっかりと時間を費やし、仰星を焦らせる。。。残り7分のところで痺れを切らした仰星のタックルが高くなりシンビン(一時退場)に。。。ここで勝負あり。
尾道が前回Vの東海大仰星を食う大金星。。。本当に熱戦でした。素晴らしい戦いを見せてもらいました。
尾道は決してまぐれで勝ったワケではありませんので、今後も旋風を巻き起こすかもしれませんよ。。。
この試合の後もいろいろと見て周りましたが、この試合が凄すぎて、この後の試合の印象はあまり残っていませんでした。
今日の内容はラグビーを知らない人にはあまり読む気がしない内容だったかもしれませんが、感動を伝えたくて書かせていただきました。
本当に凄かったッス!
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