ローレルボスデビュー最終戦②
まだ、ローレルクラブから茶色い封筒は届いていませんが、ローレルボスは土曜日のレース後の故障を受けて引退でしょう。。。
1歳3月に調教中にコースのラチを蹴ってしまい、副管骨の亀裂骨折が判明。早期デビューも考えられたボスですが、同期が次々とデビューしていく2歳8月に左前屈腱炎を発症。。。ここからは我慢の治療と調整が続きました。
我慢の末、3歳の6月9日に入厩を果たしました。そこからは1ヶ月足らずでデビュー。。。もう少ししっかり追いたかったようですが、7月1日に加用調教師から『先週追い切ったまではよかったが、それから右前の裏スジにジンワリとムクミが出そうな気配がある。獣医さんによく診てもらってGOが出たので、今週から行ってみます。もうそれほど治療に時間を掛ける余裕はないし、折角ここまで辛抱してきてレースに使えないのでは仕方がないからね』
というコメントが発表され、予定よりも2週ほど前倒しでデビューを迎えることになる。。。
今回の出走はレース後の“右前屈腱断裂により競走能力喪失に診断を受け”たことにより匿名掲示板等でもいろいろな意見が出されました。
血統的には派手ではないですが、馬体が良かったことやプレゼント馬となっていたこともあって、大勢の人が出資をしていた馬ですし、この馬が一口デビューだった人もいると思うので、そこそこ大きな広がりを見せたのかなぁ~なんて思ったりもします。
そんな事柄をネタにするのはかなりリスキーなんですが、ローレルボスも自分の愛する愛馬の1頭でしたので、少しだけ触れようと思います。因みに今から書くことはクラブのスタッフさんや厩舎等から聞いた話ではなく、自分が思ったことや想像したことですので、他方に引っ張り出して再燃させないでください。
脚に不安があった状態を承知でレースに出したことは加用先生にとってもかなりのギャンブルであり、苦渋の決断だった様に想像します。3歳のこの時期ですし、ここでまた一頓挫ということにもなればデビューせず未勝利引退ということになったことでしょう。保障減らしを目論んでの出走との噂もありますが、ローレルクラブの性質上、㈱ローレルクラブにとっては何のメリットもデメリットも生じないので、クラブスタッフが強行出走を指示した事はあまり考えられないでしょう。保障を支払うこととなるローレルボスの提供者である樋渡信義牧場さんは、本当に馬を可愛がってくれる生産牧場であり、壊れることを承知で『レースに出してくれ』なんて言う人では絶対にない感じの人です。そんな道よりも未出走保障を払って、ローレルボスを自分で引き取って地方で走らせる人だと思います。(以前、ロミタス×アグワースがそうでしたよね)
では、自分が調教師の立場だったらどうするか・・・
やっぱり、加用先生と同じ行動をとっていたように思います。
加用先生もボスの脚の心配を第一に考え、獣医さんの診断を受けました。そして、これ以上に調教での患部悪化を避け、獣医さんに出走の是非を聞いたところ“GOサイン”が出たので、ボスの現在のことと将来のこと(未勝利のまま再び屈腱炎になったら・・・末路はやっぱり厳しいものでしょうから)を考えて大きなリスクは承知の上で僅かな可能性(レースで勝つこと、ひと叩きして無事であれば次走で勝負)に賭けて出走を選択されたのだと思います。
結果は前述の通り・・・心配された形のストーリーとなってしまいました。。。
この結果については、自分も非常に残念ですし、ローレルボスが可愛そうだという気持ちにもなります。でも、僕たち出資者以上に、目の前で馬が痛がっているところを見ている加用先生や日々世話をしているスタッフさんの悲しみと苦しみは比べ物にならないくらい大きいものでしょうし、生産者の樋渡さんについても、大事な息子の怪我を『保障が無くなって良かった~』なんて、思うはずがありません。
何度も書きますが結果は残念であり、ローレルボスは可愛そうでした。。。しかし、どこかに過失を追求し文句を言うのはちょっとなぁ~なんて思ったりもします。
いろいろと書いているうちに少し熱くなってしまい、これ以上書くと某所に対して火に油を注ぐことになりそうですので、ここにて終了にします。
(既に、ここまででもやや危険な感じはしますが・・・)
状況により、この文章を突如消去したり、書き換えることもありますので、ご承知ください。。。
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コメント
この文章は全て自分の中の想像と考えなので、登場される人等への迷惑にならないようにお願いします。
“削除した方が良い”というアドバイス等も当ブログ内では受け付けますので、よろしくお願いします。
投稿: まひろ | 2009年7月 7日 (火) 22時47分
初の名付け親の馬だっただけに・・・
最初で最後のレース見に行けばよかったと・・・後悔しております。
まさか当歳の時の北海道ツアーが最初で最後の生ボスになるとは・・・。
残念です。
この無念は弟のローレルフルーヴが晴らしてくれるでしょう。
いや晴らしてもらわないといけませんね!
投稿: とっしー | 2009年7月 8日 (水) 16時26分
>とっしーさん
お久しぶりです。最近はとっしーさんのHPへも覗きに行っていたんですが、掲示板の更新も無かったので忙しいのかな?なんて思って、そのまま帰ってきたりしておりました。
ボスは残念な結果となってしまいましたが、僕の思いは本文に書いたとおりです。
先日、アカデミー牧場にてボスに会いましたが、ちょっと無理してでも会いに行ってよかったなぁ~と思っています。
弟も兄同様の好馬体ですので期待できると思います。
投稿: まひろ | 2009年7月 8日 (水) 22時22分