221128日高牧場見学レポート2~新冠橋本牧場編~
お待たせしました。
年末年始は当ブログで牧場見学レポートをお楽しみください。
ウインジュビリーの2022
(父サートゥルナーリア×母父シンボリクリスエス)
牝 青鹿毛 22年2月14日生
生産者→新冠橋本牧場 入厩先→長谷川浩大厩舎
今回の牧場見学の始まりはお世話になっている新冠橋本牧場さんから。
ローレルクラブさんに飛行機の到着時間、レンタカーを借りる時間も正確に伝えたのですが、かなりタイトなスケジュールになりまして、ギリギリの到着となりました。逆に感謝していますけど。
天気もいいですし、風もなく見学には申し分ない環境。最近は大雪や大雨と祟られていましたので、本当に良かった。
厩舎から登場したウインジュビリーの2022。
パッと見は大きく感じましたが、牧場見学の一発目は馬の大きさの基準とかがバカになっちゃっているので、良く分からないんですが・・・間違いなく当歳馬としては立派であり大きいということを認識してしまうくらい・・・素晴らしい馬でした。
橋本社長に聞いても『1歳牝馬にしては立派な方。』とのこと。
現時点では冬毛が結構出ております。。。モコモコで可愛い。
この仔はサートゥルナーリアの初年度産駒になります。結構ガッチリしていますね。。。トモにボリュームがあり見る側に迫力を与える馬体です。
新冠橋本牧場でサートゥルナーリアを種付けしたのはこのウインジュビリーだけ。サートゥルナーリアも人気なので、期待している繁殖につけたのだとおっしゃっていました。
サートゥルナーリア産駒は馬産地でも評判で、仔出しが良くしっかりした馬体、見栄えのする馬が多いの仔が多いのだとか。
5番仔となりますが、きょうだいとも形が良く父系を表現する血統。
『1歳上の仔はリオンディーズの仔ですがきれいなスラっとした感じの仔。この仔も今はパワータイプに見えますけど兄に近づく感じで成長していくのかも』と。
『母はセールで買った馬なんです』・・・って、それは本当なんですけど、売りに出したのは同じローレルクラブに募集馬を提供している村上欽哉さん。ダイヤモンドビコーの血統は村上欽哉さんも大事にしている血。その血が新冠橋本牧場のところでも大事にされることは嬉しいことです。
ウインジュビリーの2022はトモがしっかりしていて幅もある。新冠橋本牧場にいる同世代の中でも1・2番を争うくらいしっかりしているとのこと。
確かにトモの盛り上がりは凄いですし、ロードカナロア産駒に似ている感じはあります。ロードカナロア産駒の胴を伸ばした感じ。父のいいところが出ているように感じます。
『父サートゥルナーリアはパツパツの筋肉質なロードカナロア産駒だけど有馬記念にも出て2着に好走したし距離も持つと思う。アーモンドアイも中長距離で活躍したように母系によって距離も持つ血統だと思う。』と、橋本社長。
『気性はかなり大人びた部類に入る仔。3日前に厩舎と放牧地をガラっと交換したけれども、初めての場所でも落ち着いているし、今日も落ち着いて展示できているし鳴かないし、ここまでどっしりしている仔はなかなかいない。』と、太鼓判をいただきました。
ついつい牡馬に見えてしまう落ち着きと風格。何となくですけど、今までに感じたことのない感覚でこの仔を見ております。
歩かせてみた。
キビキビと歩く感じです。馬体の幅とトモのボリュームがあるので力強い歩きになるのかなぁ~と思っていましたが、重苦しさがなく軽い歩様。リズミカルな動きからは運動神経の高さを感じます。
トモのボリュームもあってか、立ち姿が格好いい。橋本社長の話では『ブレたりフラフラすることなくしっかりと立ち続けることができる。。。ビシッと立てる。。。立てない馬は立てないですからね。。。』とのことでした。体幹の強さも併せ持っているのではないかと思います。
牝馬ということも考えると、かなり素晴らしい素材だと言えると思います。
・・・新冠橋本牧場さんとはいろいろと話しちゃうので、レポートも長くなってしまいます。
ということで、まだ半分もいっていないくらい。明日に続きます。
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