221128日高牧場見学レポート8~パッショーネ編~
レガロフィオリ。。。残念。馬体は結構よかったように思いますが、体力とスピードかな。。。また頑張ってもらいましょう。
ということで、レポート行きます。
ジョディーズロマンの2021
(父モーリス×母父サムライハート)
牡 黒鹿毛 21年1月15日生
生産者→新冠橋本牧場 入厩先→北出成人厩舎
クレオールの2021に続いてジョディーズロマンの2021の登場です。
馬体重は448キロということで、クレオールの2021よりも20キロ以上軽いんですけど、小さく見えません。体高はジョディーズロマンの2021の方があるし幅もないワケではなく。。。胴が短い分馬体重に影響しているのかな?ってくらいで、大きさ的にも充分と言えます。
見た感じでは448キロ以上にありそうな迫力は感じます。
競走馬になる上ではもう少し成長が必要ですが、まだ1歳の冬なのでもう一回り大きくなってくれると思っています。
スタッフさんからは『10月末まで速いところをやって、1ヶ月くらい成長放牧を経て、今日からまた乗り出しました。』ということで、14-14くらいまで上げて一度松木加代牧場へ成長放牧に。
お尻にはちょっと擦った跡がありますね。。。写真から見つけられますか?
痛がることもないし、走りにも影響していないので自然治癒で行っちゃうようです。やんちゃな若駒なのでこんなことはよくあることです。
顔は。。。毛色は違いますがジョディーズマロンと同じ、白面フェイス。。。母のジョディーズロマンも父のモーリスも流星はあるけど白面じゃ無いのに。。。兄弟では似ているんですけどね。
兄ジョディーズマロンも育成したパッショーネさんに『マロンとの比較はいかがですか?』と聞くと・・・
『全然タイプが違いますね。ジョディーズマロンの方が硬かった感じでした。あっちは筋肉質でガチっとした感じですけど、こちらはしなやかさもありますね』
続けて。。。『この仔は能力が高く、それが表に出ている感じがします。もともと胴が詰まった感じとかモーリスっぽさがありましたけど、最近は更にモーリスに似てきた感じがします。』と。
モーリス産駒はGⅠ馬ピクシーナイトとジェラルディーナを輩出。ノースブリッジやジャックドールなど楽しみな重賞馬も控えていますし2023年の中山金杯ではラーグルフが勝利。モーリスらしさが出て損はないのです。
展示中は結構暴れていたので、性格的なところを聞くと。。。『今は暴れていますけど、やんちゃな感じじゃないですね。悪いことはしないいい性格。落ち着いていますよ。ちょっと子供っぽく好奇心旺盛なところもありますけど(笑)』ということで、今、馬を見て感じている様子と普段の様子はちょっと違うみたいですね。
歩かせていただくと。。。
今日はちょっと暴れたりしていたので、スムーズに歩いてくれませんでしたが、一歩一歩の推進力を感じる歩様。動力が上に逃げずに前へ前へと体重移動がスムーズに行っている感じのする歩きでした。脚が速そう!!
今日は乗り役さんはいないのですが、乗り役さんかたの伝言をいただくことができました。
『乗っていて背中の感じとかすごくいい。手先が伸びて柔らかくて乗っていて気持ちがいい馬です。』
ということで、大きな期待を寄せたくなる仔だと思っています。
北出成人先生もジョディーズマロンのことをしっかりと手中に収めていますし、この仔に対しても厩舎との相性は良さそうに思います。
ジョディーズマロンの成功やモーリスの万能性から、一つ心配なことが。。。
兄はダートで活躍。モーリス産駒はスプリント戦からマイル、中距離でも活躍。。。ということで、適性に迷いが出ないか・・・ってところです。
関係するスタッフさんの見解でも『僕は最終的にはダートに向いていると思うんですよ~』とか『芝で走らせてみたいですね』とか『マイルかなぁ~』や『中距離もいける』など、いろいろな言葉を聞きます。
それだけスケールの大きな楽しみな馬であることは間違いなんですけど、今後の成長も踏まえてどこでデビューするのか。。。
注目です。
どの条件でも圧倒する『令和のアグネスデジタル』となる可能性を秘めた馬。。。
贅沢な心配事ですね。。。『走ること確定』の悩みですが、現時点ではそのくらいのレベルにあるんだと個人的には感じております。
既に満口ではありますが、キャンセル待ちもありだと思います。
皆さん、ジョディーズマロンの2021をよろしくお願いいたします。
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