240710北海道myツアーレポート4
昨日からの続きです。
アスターストーリーの2023(PEGASUS 33)
(父シニスターミニスター×母父ゴールドアリュール)
牝 鹿毛 23年3月18日生
生産者→日進牧場 入厩先→新規開業厩舎
アスターストーリーの2023のユニオンセレクトツアー時の前掻きエピソードが気になりました。それは、ルージュフォンセの2023の見学時に『牝馬じゃないので前掻きしても大丈夫ですよ』的な話をいただいていたので。アスターストーリーの2023は牝馬で前掻きしていたということなので。。。スタッフさんからは『前掻きは癖で気が短い仔はやる傾向にあるけど、そこまで気にしなくてもいいですけどね』と、安心の言葉をいただきました。
ここからはアスターストーリーの2023の話からは外れキングズソードの話へ。
先ずはキングズベリーの後継牝馬の話に。
『キングズソードの下はもういないんですよ。現役のハニーベリーが最後です。ひとつ下(現4歳)で。』
(母キングズベリーに)去年もシニスターミニスターをつけに行って頑張ってみたそうですけど、留まらなくて・・・これ以上は無理だなってことで。
キングズガードもキングズソードも生んでくれた立派なお母さんだったんですけど。。。
日進牧場に全兄妹の後継はいないそうです。。。スノーベリーはいるんですけど。。。これだっていう後継が出てなくて。スノーベリーは母父がクロフネなので、爆発力には期待しています。競走成績は特筆する感じではないですから。ハニーベリーはダノンレジェンドですが、能力はそこそこあると思う。。。とのことでした。
『シニスターミニスターをつけた牝馬(ブライエニー)は・・・1頭いて、よその牧場(グローリーファーム)に行ってモーニンの子どもを産んでいます。この仔は競走成績的には全然ダメで。。。走れるような状態でもなくて、、、ちょっと厳しいかなぁ~って放出したんですけど、そのあとにキングズソードが走り出して・・・そこの牧場さん滅茶苦茶喜んでて・・・キングズソードの全兄妹がうちにいるんやぁ~て。』
僕から『キングズソードは種牡馬になりますよね?』と聞くと、『なると思いますよ』と、回答が。もちろん絶対の話ではないんですけど。
もう一つくらい勝てると。。。確実かな?
雑談ベースで話が盛り上がりましたが。。。『順当に行けばアロースタッドかな?って思うんですけど、今後の成績いかんでは社台が持っていくんじゃないかな』って・・・話になりました。(7月現在の雑談ですけど)
具体的にはもうひとつ勝つと。。。そして、来年のサウジ、ドバイですかね?
来年(2025年)は行くと思います。今年も招待は来ていたんですけど、今年は国内専念でって決めていたようなので。
帝王賞のあとに海外に向いているっていう報道もあったので。
JBCクラシック直前に屈腱炎になってしまいまして、すべて白紙になりましたけど、このときの話は超盛り上がりました。
『日進牧場さんはシニスターミニスターをつけているんですか?』
と質問すると
『特別いっぱいつけてるワケではないですけど』って回答が。
そして、ライバルたちの話に。。。
(見学直前に)ヤマニンウルスが勝ちましたね。。。僕は勝ってくれるな!!って思ったんですけど(笑)
でも、牧場の方は考え方が違うんだなぁ~って思いました・・・『いやー。強い馬が出てこないと。。。あの馬と戦わずにチャンピオンになったと言われると、キングズソードにとって不名誉なことなので』
『そっかー。僕が間違っていました(笑)』
『(7月当時のプランでは)次に南部杯でレモンポップと戦うと思うので。。。僕は暫定チャンピオンを叩いてキングズソードの価値が上がることを期待しています。あれを倒してチャンピオンに。』
続けて『東京大賞典ではウシュバテソーロが出てくるので次は絶対に勝ちたい。それから、チャンピオンズカップにはヤマニンウルスが出てくると思うので、そこで叩いて真のチャンピオンになりたいと思っています。』いやぁお恥ずかしい。強い相手がいないところでGⅠタイトルを獲りたい僕と強い相手を倒すことを目標にしている生産牧場スタッフさん。皆さんはどちらですか?
僕は一口馬主25年くらいやってるんですけど、、、キングズソードで初めて重賞勝たせてもらったので感謝しています。自分たちも生産していて、あれほどの馬が出てくることなんて、めったにないですから行けるところまで突き抜けてもらいたいなって。
スタッフさんは『戦わずして負けるよりは思いっきりぶつかって戦ってそれで負けた方がすっきりしますので。無敗のチャンピオンを目指すなら、相手の動向見てってことになるでしょうけど、そんなところで戦ってる馬ではないので、強い馬を叩きに行きたいですね。』と。格好いいです。
鞍上について。。。『藤岡佑介騎手になるのかどうか?』
『帝王賞優勝のときのインタビューでも自分が今後乗るっていうようなしゃべり方ではなかったですからね。ペプチドナイルになるのか?今後の活躍も楽しみです。みたいな感じでしたし』
話している間も、アスターストーリーの2023は顔を出してこちらに興味があるようで。
『いつまでも撫でてやってください』って、言葉をいただいてまた撫でて。。。
『キングズガードが勝ったときも藤岡佑介騎手でしたし、同じチームでの勝利だったので、その可能性もあると思います。』
話はまた、アスターストーリーの2023に戻って。。。
『馬体は母似ですか?父似ですか?』と聞くと、
『母似だと思います。シニスターミニスター産駒は意外と線の細いタイプが多いって聞くんですけど、、、僕はキングズソードとこの仔を扱っているんでそんな印象がないんですけど。。。この仔は母似でもあるけどお祖母ちゃん似でもあるんですよね。』
続けて『形はお祖母ちゃんに似てると思います。体つきはシニスターミニスターの括りで見るとキングズソードに似ているんですよね。でも、おかあさんとおばあちゃんはもうちょっと幅があったよな。これでもやや薄いんですね。。。母祖や母に比べると。』と、丁寧に教えてくださいました。
めっちゃ舐めてくるし噛んでくる。調べたがってる、、、僕を。グーっとクビを伸ばして僕に興味を持っている。
これは出資するしかないですね(笑)
この仔の見学は僕が初めてだということでした。
右目はギョロっとしていて、左目はクリっとしているんですよね。右と左と印象が違うんで。。。左から見るとクリっとしていてかわいいんですけど、右から見るとちょっと厳ついんですよね。
キングズソードの生産牧場がシニスターミニスター産駒を持ってきたぞってことで、ツアーのときはそこそこ人気になったとのことでした。
皆さんも一口いかがですか?僕ももう少し増やそうかなぁ~って検討中。
半分はキングズソードの話になっちゃいましたね(笑)
貴重なお話を聞かせていただいた日進牧場さん本当にありがとうございました。
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