241127北海道myツアーレポート3
シマノタカラチャンの2023
(父ルーラーシップ×母父ジェイドロバリー)
牝 黒鹿毛 23年2月25日生
生産者→リコーファーム 入厩先→宮地貴稔厩舎
シマノタカラチャンの2023は9月上旬に三橋ステーブルへ移動してきました。移動間もなくから坂路を乗っているようです。
『2ヶ月くらいで馬は変わりましたね。クビが太くなって少し不格好になってきたなって思っていました。来たばかりのときはもっとスラっとしていてきれいな馬だなって印象でしたけど、クビとか太くなってむきッとしてくるかも。それはジェイドロバリーの血なんですかね?ジェイドロバリーなのか、お母さんの体型なのか。。。お母さん見たこと無いので(笑)』
ジェイドロバリーの母父って珍しいですよね。
3代前にジェイドロバリーの血が入っていることは見たりするけど、母父ジェイドロバリーは見ないですね。
なかなかいないよね。BMSジェイドロバリーの2023年産はシマノタカラチャンの2023を含めた3頭。超貴重です。2008年はBMSランキング6位を記録していますから。因みに種牡馬リーディング4位にもなったことがあります。
『調教の進み具合は、早いチームではないんですけど、普通ペースに乗っている馬と同じペースなので遅れているワケではありません。』とのことでした。
馬体を見て一緒にお話させていた感想は『クビの根本あたりがグーっと太くなって。もともと顔の大きな馬ではないので、ちょっとその辺がブサイクに見えるというか。恐らく肩も幅が出てくるんじゃないかなって思います。』
僕の感想は『勝手にですけどフェノメーヌに似ている感じ。。。』
すると三橋さんは『そっちの系統かなと。飛節の深いところ以外は似ているかもですね。肩の周りも近い感じ。』僕はここで見たフェノメーヌを思い出しました。思い出しました。
背中の長い感じ。少し長めの感じはルーラーシップが出ているんだと思います。
『背中が長い感じは距離が持つって捉えていいんでしょうか?』
『そうですね。僕は持ってくれると思います。気性的にも、あまり気性前面にガツガツ行くタイプではないですし、ある程度言うことを聞いて賢く競馬するタイプなので。距離は持ってくれると思います。』
それから歩かせていただきました。いつも自分でジャッジしているんですけど、三橋さんは僕の見ているポイントと合致することが多いので、質問しちゃいました。
『脚の運び方、送り方はいかがですか?』
『手先は軽めかなぁ。。。硬くはないと思います。繋ぎも少し長めだし、、、これ以上球節がグッと沈んじゃうとゆるいってことになると思うんだけど、僕はこれがちょうどいいって思っています。』
・・・これ以上柔らかいとつなぎがゆるいっていう表現になる。勉強になりました。
『前の肩の角度と後ろの角度はどう評価されますか?』
『僕はこれだと、直飛(ちょくひ)気味というか、真っすぐ。フェノメーヌは曲飛(きょくひ)気味すなわち折が深い。折が深い方がスタートが遅い馬が多い気がします。折が深い方がスタートダッシュが利かない。スタートダッシュが利かないから距離が長い方がいいってところにリンクするのだと思う。直飛の方がスタートダッシュ脚力、テンのスピードとか二の脚が速いところに行きつくのかなと。』
なるほど。
ということで、歩かせていただいたところで今日はおしまい。
スイマセンもう少し続けさせてください。
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