2024年10月 8日 (火)

240710北海道myツアーレポート2

昨日の続き行きまーす。

ルージュフォンセの2023(PEGASUS 42)
(父ヘンリーバローズ×母父エンパイアメーカー)
牡 鹿毛 23年3月20日生
生産者→宮内牧場 入厩先→高橋一哉厩舎

現状でも大きいのですが『どれくらいまで大きくなりますか?』と質問すると・・・

『これ以上、一気に大きくなることはないと思う。成長が止まったワケではないし、もう少し肉がついてくるでしょうけど、これ以上増やさないように加減してやっていきます。あまり重過ぎてもいけないので、考慮して気をつけながらやっていくよ』とのこと。
Img_1223
『ただ、お腹も揺れる感じじゃないので太って贅肉がつき過ぎているワケではなく。アバラも薄っすら浮いているようにも見えるし、とにかくフォルムがしっかりしているって感じですね。』と、今の状態に満足している感じでもありました。

宮内さんは『条件的にはちょっと長いところがいいのかもなって思います。1200mダートとかではないので。調教師さんも岩元市三調教師のお弟子さんが鈴木孝志調教師でその鈴木先生のお弟子さんが高橋一哉調教師。宮内牧場の歴代の馬を近くで見続けてきてくれている。ウイナーズロードとかも知っているので、高橋一哉先生もこういう馬だ、、、っていうのも分かってくれているので、そのイメージでやってくれれば。』
Img_1251
『距離的には融通が利きそうで、(距離は)もってくれるのかなって。ダートで距離もってくれる馬になれば、一つ勝ってくれればずーっと走ってくれるし、幅が広がりますからね。気性が走る方向の気性に向いてくれればいいですね。』

9月末か10月初旬には育成場に移動するそうです。因みに宮内牧場の育成場は生産牧場から車で10分ほど移動したところ。BTCに隣接したところにあります。
Img_1313_20241008212901
馬体はしっかりしていますが、近くで車の音が聞こえるとバタついたりしますが・・・神経質なのかな?

『特段神経質ではないですけど、ちょっと多少音とか他の馬がいないと。。。ピリつくところはありますね。でも、ツアーのときの展示は全然そんなことなく思ったよりも落ち着いていた。今日は特別で。。。いつもはこんな時間に展示とかないのにこういう風になって他の馬がいないところに連れ出されたので、ちょっと神経質な面が出ちゃっただけだと思いますよ(それは申し訳なかったです)いいんですよ(笑)』

噛まれ傷とかいろいろありますけど、それだけ元気だってことで。いろんな馬とやりあってます。
20240710_091647-1
この馬体ですので・・・『とにかく食べます。食いは非常にいいので、あまり飼料を食べ過ぎて太らないように、少し減らして外で青草をいっぱい食べるようになるべくエサで成長させないように。自然の草で成長させるように気をつけています。育成場に行くとハイカロリーフードを食べることになるので、ここにいるときはなるべく青草で自然体で。それ以外は必要最低限の飼料で。。。』
20240710_092119
なるほど、いろいろと気を使っていらっしゃるんですね。。。

『でも、(ユニオンセレクト)ツアーに行くと『何で宮内牧場さんの馬だけデカくて違うんだろう?』って言われます。もう一頭の牝馬(PEGASUS15イトククリの2023)もデカいんで。。。他の牧場さんからも宮内牧場さんの馬だけデッカイんだけど、何かやってるの?って聞かれますけど、『何にもやっていません』って答えています。ドーピング的なこともやってないですよ(笑)』
20240710_091329
触らせていただきましたけど、、、人に対して何かやるところもないですし、性格もいいです。
Img_1346
(昼夜)放牧は朝までやって14:00からまた放牧で。。。18時間くらい毎日外に出しています。。。見学当時はこんな生活をしていました。
Img_1352
ということで、いろんなお話を聞かせていただいた宮内牧場さん(書いていないけどもっといろいろとお話を聞きました)

楽しい時間をありがとうございました。

ルージュフォンセの2023も残り口あと僅かです。ルージュフォンセの2023も皆さんよろしくお願いいたします。

| | コメント (2)

2024年10月 7日 (月)

240710北海道myツアーレポート1

11月末に北海道牧場見学に行くことを決定したのに、まだ7月のレポートが終わっていない・・・申し訳ございません。頑張ってやっていきます!

北海道4日目・・・異例の長期滞在ですが、超楽しい。そして、浜松に比べると超涼しい!最終日も満喫したいと思います。

ルージュフォンセの2023(PEGASUS 42)
(父ヘンリーバローズ×母父エンパイアメーカー)
牡 鹿毛 23年3月20日生
生産者→宮内牧場 入厩先→高橋一哉厩舎

時間通りに宮内牧場さんに到着しましたが・・・

『ちょうどいま朝ご飯を食べたところで、、、』ということで、集牧に時間がかかって、バタバタしたところにお邪魔してしまい申し訳ございません。。。

馬を馬房内で綺麗にしてから・・・外に出していただきました。
1000011073
元気が良くて・・・落ち着かない感じでした 笑
それはご飯を食べた直後で、ゆっくりしたいところを無理やり出された感じですからね。。。申し訳ない。

立ち写真を撮影するためのポージングになりますが、とにかく雄大な馬体が目を引きます。デカいです。でも、重苦しさは感じられません。
1000011078
ツアーのときの体重計測が452キロ。。。そこから半月くらい経ってプラス10キロくらい乗ってるんじゃないかな?って。

母のルージュフォンセは東サラではなくユニオンの馬。牝馬ながら450キロを超えるしっかりした馬体でした。
そんな母の遺伝子をしっかりと受け継いでおります。初仔ですが十分過ぎるサイズです。
1000011076
父のヘンリーバローズについては他クラブの募集馬もチェックするくらい注目しておりまして・・・
個人的にお世話になっている山岡トレセンの場長さんがヘンリーバローズの種牡馬としてのポテンシャルに期待していて・・・その影響を強く受けてしまった僕は、ヘンリーバローズの仔に注目し続けています。ヘンリーバローズもディープインパクト産駒ですけど薄い感じよりもしっかりした馬体のイメージです。
1000011077
宮内さんにもヘンリーバローズをつけた経緯を聞かせていただきました。『特に理由はなくて・・・宮内牧場でヘンリーバローズの株を持っていて、、、ダートでも走りそうな感じがあったし、お母さんのルージュフォンセもダートで強い馬だし、お母さんがかなり立派な馬だったので、ヘンリーバローズと相性が良さそうだし、足らないところもカバーしあえる気がしているので、、、でも、立派過ぎる馬体で生まれてきました』 笑
1000011080
この馬体の良さはお母さん似なのですか?
『お母さん似かもしれないですね。性格とかはおとこ馬っぽさもあるし、ヘンリーバローズを感じるところもあるけど、見た目のフォルムはね。デカさはお母さんの方がちょっと出ているのだと思います。』と。

展示中も前掻きばっかり。かなり掘れてしまいました。

この辺も男馬っぽいですよね。牝馬でこんなことしたらね・・・ちょっと良くないですよね(笑)

歩かせていただくと。。。嘶く、嘶く。。。そしてそれに呼応して馬房にいる仔も嘶く。。。

歩きは。。。重苦しさがないです。フレームはデカいですけど、力(推進力)のベクトルが下方向じゃなくて前に向いている感じ。上に抜ける感じもなく好きな歩様です。脚の可動域も広いしクビも使って歩けているのでダラダラ感がありません。
1000011081
近年の宮内牧場さんは成績が上がっています。

10年前あたりは生産者リーディング70位台80位台でしたけど、2016年以降は安定して50位以内、昨年と今年は28位。。。重賞出走数も2020年以降は10戦を超えています。ここ数年はスマッシャーの重賞制覇はもちろん。ストーリア、ヒュミドール、トップウイナーが芝の重賞で活躍。メイショウフンジンがダート交流重賞の常連として頑張っています。

でも、、、2着はいっぱいあるけど勝つまでもうひと超え。その壁を超える馬がこのルージュフォンセの2023であって欲しいと思っています。

ということで、今日はここまで。
続きも頑張って書いていきたいと思います。

| | コメント (0)

2024年9月26日 (木)

240709北海道myツアーレポート9

ハナヨサキホコレ(フローラルパークの2022)
(父モズアスコット×母父ヘニーヒューズ)
牝 栗毛 22年3月30日生
生産者→ムラカミファーム 入厩先→大橋勇樹厩舎

かなり神経質な感じに見える原因は・・・今日は、セレクトセール当日で普段と雰囲気が違うそうで・・・先ずは、馬や人が少ない。お休みの日よりも少ないそうで・・・そのため、車のエンジンの音や重機のエンジン音が目立ってしまう。。。そのせいもあってかなぁ~~
ハナヨサキホコレも日常との違いに気づいたのかちょっと今日はご機嫌斜めです。
Img_0943
以前は、スタッフが変わると気難しいところを出していましたが、、、他のスタッフでも大丈夫だよって教え込んだ今は大丈夫。今は誰が馬をひいても大丈夫になったしウォーキングマシーンにも入れられる。
Img_0947
細身の牝馬・・・ちょっと神経質なところもあるので、扱いをちょっと間違えたら悪くなるのかなぁ~って。

調教を積んで追い込まれてきつくなる仔もいるんですけど。。。この仔は気持ちが削られるよりも馬体の維持が課題だと思います。今後も乗り込んで大丈夫かなってところ。疲れが出るとやや飼葉が落ちる傾向もあるそうです。でも、『大分安定してきているので大幅に減るってこともないと思いますよ。』・・・とのことでした。
Img_0957 
トレセンに入るとハードになると思うので、今は420キロですけどもう少し減ってのデビューになるかな?

大橋勇樹先生だしその辺は上手く工夫してやってくれるだろうし、焦ってレースに出す先生じゃないからその辺は大丈夫だと思っています。
Img_0967
移動は・・・熱さが落ち着いた頃に。。。馬の状態と気候と相談してからになろうかと思いますが、暑さが落ち着いたころに移動かと思います。(このことから10月くらいの移動を想定していましたが、実際は9月12日に育成公社を出発。13日に三重ホースに到着しました)

一時期退厩ラッシュがあったけど、今は一旦落ち着いているし、暑さもあって移動が減ったそうです。馬もバテちゃうので。
Img_0976
ハナヨサキホコレの担当スタッフさんは『脱水症状が酷いようであれば、ポカリスウェットを直接飲ませます。塩も少しなめさせることもありますが、ポカリスウェットを2本くらい飲むとスーッと汗が引きますしこの仔もそんな反応をします』
Img_0978
成長を見ながら長い目で見ていただこうと思います。

最後歩かせていただきましたが・・・重機の音が大きくて・・・大暴れ。以前のネージュダムール張りの暴れ方をしたので、見学を辞めていただきました。そのまま戻していただきました。歩様とか動きがどうのこうのとか言っている場合ではありませんでした。
20240709_141129-frame-at-0m7s1
そのまま厩舎に入っていただきまして・・・
20240709_141129-frame-at-0m0s1
ここで見学終了~

『今日は結構見学できないところが多くて・・・パッショーネさんも出資馬いっぱいいるんですけど(ソアラ、リエラ、ルーメン)今日はスタッフさんもセリに行かれているようで。。。』というと、
『馬房の外から案内しましょうか?』って言われましたが・・・それを受けちゃうと、ご迷惑かけちゃうしこれを読んでやっちゃう人も出るかもしれないので・・・ありがとうございますと言いつつお断りして・・・育成公社をあとにしました。

ということで、日高軽種馬共同育成公社さん丁寧な対応本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

| | コメント (0)

2024年9月25日 (水)

240709北海道myツアーレポート8

お昼には親交のあるアラキファームさんへお邪魔しましたが・・・募集馬見学ではないので、番外編でお送りするとして。

午後は2歳馬ハナヨサキホコレが滞在している日高軽種馬共同育成公社へ移動しました。

ハナヨサキホコレ(フローラルパークの2022)
(父モズアスコット×母父ヘニーヒューズ)
牝 栗毛 22年3月30日生
生産者→ムラカミファーム 入厩先→大橋勇樹厩舎

ユニオン関係の牧場見学解禁になって、最初に見学に行ったこの仔。。。馬がいいというよりも大橋勇樹調教師のところに入るということで見学&出資をした2023年9月26日にムラカミファームさんへ行って最初の対面してから3回目の対面となります。(2回目は2024年2月27日育成公社)
20240709_141825
ハナヨサキホコレの馬名をいただく前だった2月のときは『フーちゃん。フーちゃん。』と呼んでくれる優しいスタッフさんが対応してくださいました(母がフローラルパークであり半馬はフローラルパークの2022であるため)

今日も2月のときと同じ優しいスタッフさんが対応してくださいました。

『ダメだよ。。。』とか『フーちゃん』って優しく言われている(笑)
20240709_140150-1
2歳馬ですけど。。。登場したフーちゃんを見るとやっぱり小さくて華奢な馬だなって感じでした。

前が勝っている感じで、トモの迫力がもう少し欲しいかな・・・って感じ。

直近の馬体重は420キロ。午前中に見たパルフェダムールの2023、キョウワジャンヌの2023はそれぞれ400キロ。ハナヨサキホコレの方が背が高い分、細く見えてしまいします。
20240709_140210-1
『休ませると馬体重は増えてくるんですけど、乗ると身体がもともと小さいこともあって乗ると減り易い。一時期415キロくらいまで減ってしまって、、、上司と相談して『一回休ませよう』。。。ってなったんです。1週間から2週間休ませようということで休んだら馬体も回復して、それ以降は乗り込んでも馬体重も大幅に減らないようになりました。』

続けて…『(大橋勇樹)先生も先日見に来て、ここを退厩して栗東近郊に持ってくるのは秋頃かなと。馬体が小さいので移動しての輸送減りも大きいと思うので、秋になってからかな』と。
20240709_140319
もともと性格は大人しくておっとりしていて素直な仔ならしいのですが。。。

見学中はちょっと落ち着きがない感じでした・・・見た感じでは神経質なのかなって思ってしまいます。(細くて華奢な牝馬は神経質な仔が多いような気がします)
20240709_140411
それを質問すると・・・『横からバーッと来られたりすると、多少神経質な面はあるかもしれないけど、極端にこの仔だけ神経質ってことはないかな。人を見る仔なので、珍しい人が来るとちょっと警戒しますね。ここ(育成公社)に来たばかりのときもスタッフが変わってちょっと警戒したので、一人のスタッフがマンツーマンでで面倒を見て緊張を解いたってことはありました。慣れれば大丈夫。。。』とコメントをいただきました。

ということで、今日はここまで・・・

| | コメント (0)

2024年9月 8日 (日)

240709北海道myツアーレポート7

前回の続き・・・

パルフェダムールの2023(PEGASUS 34)
(父スクリーンヒーロー×母父マンハッタンカフェ)
牝 鹿毛 23年4月2日生
生産者→橋本牧場 入厩先→寺島良厩舎
Img_0617
『ネージュダムールは寂しがりで、、、小さかったし大変でした。馬場に行くのも嫌がったりもしたし。繊細でしたね。スピードはかなりあったと思いますけどね。』ネージュダムールについて。
Img_0637
『この仔は、ネージュダムールに比べても(性格が)ゆったりしてるし穏やかだし。(馬体は)大きいからね。既に400キロを超えているしピリピリした感じじゃなくて本当にゆったりしている。マリーアムールは凄い自信作でした。マクフィーとか種馬とかはあまり考えないので。。。生まれてきた仔を見てこれはイケるという自信作でした。死んじゃったので残念ですが』・・・マリーアムールについてのこと、パルフェダムールの2023については『ゆったり』という言葉を多く使っている印象でした。
Img_0672
僕は、ある牧場主さんから『スクリーンヒーローは留まりにくくて敬遠される』と聞いたことがあるんですが、、、敬遠される種牡馬を選んだ経緯を教えていただきました。
『スクリーンヒーローの種付け株を持っていたので。。。やっぱり留まりにくいと言われますけど挑戦してみました。もしかしたらこの世代くらいで終わってるんじゃないかな?同世代も数えるくらいしかいないと思うよ。』と、橋本社長。
続けて、『1世代前の別の馬(2022年産になる予定だった馬)にスクリーンヒーローをつけていたけど、流産しちゃったので『この馬で!!』と思ってつけました。』
Img_0677
マリーアムールの弔いでもあり幻のスクリーンヒーロー産駒の弔いでもあるんですね。
Img_0678
『スクリーンヒーローは走る馬が出るから、母系のしっかりしているこの母に賭けで。。。でも案外にもすぐ留まったので。相性がいいのかもしれません。生まれてきての出来は、サイズもあるのでこの母の仔にしては成功だったのだと思います。』と、スクリーンヒーローを種付けしたことについて熱く語っていただきました。
Img_0690
パルフェダムールの2023の性格。。。精神的にきつい仔が多い一族の印象があるので心配しました。。。
20240709_103328-1
『性格はマイルド。おとこ馬みたいな感じにマイルド。ネージュダムールはきつかった感がありますけど』と。
続けて、『ネージュダムールは誰がやっても難しかった馬だと思います。この仔は神経質じゃないし飼葉もよく食べるし身体もあるし。スクリーンヒーローは長距離を走る馬が出るから穏やかですね。カリカリする馬は短距離に出ることが多いし。』
どこで性格って決まるんですかね?まっ、人間もそうですけど。
20240709_103400-1
ゆったり性格のパルフェダムールの2023を触ることもできました。
20240709_103627
短距離馬ではなく長距離系の種牡馬をつけたのはある程度距離持ちを意識したそうです。
20240709_104053
育成場はU.F.F Racing Clubにされました。新しいところであり橋本牧場さん自身も初めて預ける鵡川にあるの育成場だそうです。若手ホースマンが立ち上げた育成場だそうです。
20240709_104050
馬術畑出身の方だそうで、橋本牧場さんの馴致育成も息子さん2人が馬術系出身だそうです。そのためアプローチが近くて橋本牧場生産馬に合うんじゃないかと期待しているそうです。

クラブに相談したら紹介してもらったそうで。いままではパイオニアファームでやっていたんだけど(悪くないんだけど)ちょっと変えてみるかってことで。
20240709_104103
『この母系は寺島良先生でと思っているし、寺島先生も馬(マリーアムール)をダメにしちゃってるし期するものがあるでしょう。この仔を出すことに決めたのも3月か4月で最近だしやっぱり出すわぁ~って感じで。頭数も繁殖がいっぱいなので、この仔を戻すところがないかも・・・と思っていたところもあったが、(マリーアムールが後継でいいや)って思っていたので。この次の仔も牡(アメリカンペイトリオット)だし、後継が居なくなったことで再検討しました。スクリーンヒーローはネームというか実力がある馬なので大種牡馬なのでマクフィーとかよりも肌馬としてはいいんじゃないかな。』と。メアリーリノアを継ぐ者として戻ってくることを期待されています。
20240709_104059
橋本牧場さんでの見学はこれで終了です。
橋本さんのお話はいつも楽しいですし、勉強になります。
この度はありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

| | コメント (0)

2024年9月 7日 (土)

240709北海道myツアーレポート6

協和牧場をあとにして向かったのは橋本牧場さん。。。宜しくお願いします。

パルフェダムールの2023(PEGASUS 34)
(父スクリーンヒーロー×母父マンハッタンカフェ)
牝 鹿毛 23年4月2日生
生産者→橋本牧場 入厩先→寺島良厩舎

ここは始めて来られましたか?(道が)分かり難くなかったですか?
で始まった橋本牧場さんの見学。ユニオンさんから地図が送られてきますが、川の堤防沿い。それも結構堤防を走って到着する橋本牧場さんは初めての方にはチョイムズかも。ネージュダムールで何度かここに来させていただいた僕にとっては、逆に印象に強く残る、間違えるはずがない牧場になります。
1000010280 1000010283_20240709231401
天皇賞・春を制し凱旋門賞にも出走したヒルノダムールの全妹が母のパルフェダムール。メアリーリノアから続く名門牝系には以前から注目しており、パルフェダムールの初仔となるネージュダムールにも出資していました。
1000010282_20240709231401
今村聖奈騎手を背に新馬勝ちしたマリーアムールには出資しませんでした(ユニオン出資馬をセーブしていた世代だったので)が、その後の事故で亡くなってしまったことは僕も残念に思っていました。

今回も橋本社長が解説してくださります。
ネージュダムールのときはとにかく大暴れ。。。あの時は風も強かったですけど、見学が大変でした。その後も繊細さはあったようで馬体の維持に苦労しました。
1000010281_20240709231401
その妹になりますので今回も心配と警戒をしながら見学に入りました。

クラブのカタログではこの仔とマリーアムールとの比較で書かれていますが、僕は出資馬ネージュダムールとの比較になっちゃいます。

登場したパルフェダムールの2023の第一印象は、大きくて幅があるということ。大きいってのは胴伸びがあって、フレームが大きい感じがしました。ネージュダムールは背が高くてスラっとしている感じでしたけど、背の高さを感じるよりも幅がある分大きいと思う印象です(実際は体高156cmあるので、背が高い部類に入るんですけど)

マリーアムールも400キロ程度の小さな競走馬だったんですね。

立ち写真を撮っていても迫力を感じます。橋本社長からも『きょうだいの中では大きいね。マリーよりも二回りくらい大きいよ』と、教えていただきました。
Img_0531_20240909143101
その後歩かせていただきました。

三角に歩いて歩様をいろいろな角度から見せてくれるのが橋本牧場流。いろいろと見るべきところを教えてもらえるし感謝しております。
Img_0533 
歩いている様子は、既に400キロオーバーの大きめ馬体ですが、脚取りはリズミカルであり柔らかさがあり脚先が遅れて運ばれてくる印象(伝わりますかね・・・)
ダートではなさそうであり、長い距離を得意としていそうな動きでした。
Img_0573
驚いたことに、『既に調教に入っているんです。まだ(育成調教に)入ったばっかだけど。』とのことで7月に初期馴致に入れているそうです。

『他の馬と離しているんで、普段は(調教を)しっかりやれるんですけど、他の馬が見えると寂しくなっちゃって(鳴いたりすることも)、、、っていうときはありますけど。』ということで、まだまだ若駒女子な一面もあるそうです。
Img_0650
他の牧場の1歳はまだ昼夜放牧をやって、夏明けに育成ってイメージですけど早いですね。
Img_0593
『調教に入ったらもう放牧には出さないし、野生部分を無くすのがブレイキングですので。一回人を乗せるところまでやっちゃえばその後また放牧して成長を促したりもしますけど、一回やり始めたらの人を乗せるまでは放牧せず調教に集中ですね。それが効率もいいし一番大事。(そうしないと)馬離れできなくなるし(この仔が)混乱しちゃう』ということで野生を削り競走馬へ変貌していく最初の取り組み。。。

と、いうことでここまで・・・

まだまだ続きます。

| | コメント (0)

2024年9月 5日 (木)

240709北海道myツアーレポート5

引き続き協和牧場見学レポート

ヘイローフジの2023(PEGASUS 37)
(父コントレイル×母父キングヘイロー)
牝 栗毛 23年6月11日生
生産者→協和牧場 入厩先→福永祐一厩舎

アブも多くいるので馬房に戻していただきました。馬房内の様子を少し見学させていただきました。
20240709_092209
自分の馬房に戻ってきましたが、ヘイローフジの2023はやっぱり警戒している。。。
20240709_092228
『知らな人が近くに来ると嫌がるだよね。展示会のときもみんな近づいて写真を撮ろうとするけど、ヘイローフジの2023が嫌がっちゃって危なくて・・・』
神経質だったりするんですか?と聞くと
『人を見る。自分だったら大丈夫だけど、知らない人とかへたくそな人が持つと暴れるて嫌がる。だからいいジョッキーが乗らないとダメなんじゃないかな?(笑)知らない人には警戒するんだよね。。。以前関西テレビが取材に来て祐一先生も来てヘイローフジ持ちます?って流れになって持ってもらったけど、暴れちゃって。。。』将来お世話になるのに・・・初対面だったのでってことでした。
20240709_093339
関西テレビの競馬BEATに1歳秋に出たと今年の2月にも福永祐一先生の厩舎開業特別コーナーにも出てたそうです。福永祐一先生初めて協和牧場に来るみたいな。。。動画ないですかねぇ~。あったら教えてください。

(この仔は)ヘイローフジの最後の仔。20歳で産んだ子だから。これで引退になっちゃったけど、ビッグアーサーとかをつけたところも見たかったかも。ローレルベローチェが凄かったから。
20240709_093341
今のところはローレルベローチェが出世頭ですけど、デュアルロールとこの仔にはそれ以上の活躍を期待したいと思います。

そして、時間も経過すると・・・写真撮れました。これは超レアです(笑)
ということで、絶対走ります。走ってもらわないと困ります。
1000013461
展示会ではスタッフさんのところに来ちゃう仔。。。前はいいけど横には絶対に来させない。僕は横で撮れた珍しい人。。。ヘイローフジの2023に認めてもらった人ということで。頑張ってもらいましょう。

知らない人を横に立たせないプライドの高い馬ですが、、、基本的には大人しい馬。他の馬にはきついけど。カーッとなったら誰も抑えられない。持ってかれるようでパワーがめっちゃある馬。これってアサカフジっぽいそうです。アサカフジも持ってかれたら抑えられない馬だったらしく、スタッフさんの話ではヘイローフジっぽくない。コントレイルっぽさもあるけど、実は祖母のアサカフジにめっちゃ似ている。。。のだとか。

ということで、ヘイローフジの2023との接触は終了。

その後、キョウワジャンヌの2023と。


キョウワジャンヌの2023(PEGASUS 27)
(父ヘニーヒューズ×母父ハーツクライ)
牝 栗毛 23年4月18日生
生産者→協和牧場 入厩先→角田晃一厩舎

キョウワジャンヌは芝で活躍したし、ヘニーヒューズをつけたことは少々意外に感じていました。『キョウワジャンヌの仔はダートで活躍する仔が多いし、ダートとの相性がいいのでヘニーヒューズに腹を括ってつけました。(その結果)馬はいいし柔らかいし。ヘニーヒューズ産駒なのに柔らかいのが不思議。ヘニーヒューズ産駒は全体的に硬いんだけど、この仔は不思議と柔らかい。ダート種牡馬をつけて芝で走るかも。』とのことでした。ここからは僕の感想ですけど、アジアエクスプレスになるかも。マイルくらいまでは行けると思うし。
20240709_092420-1_20240905001001
キョウワジャンヌはグイグイ来るタイプ。写真も比較的簡単に撮ることができました。
1000013460
『夏過ぎて馬が変わる。秋の写真で変わり過ぎてびっくりすると思う。トモは大きくなってきたけどね。でも、前がまだ勝ってるし。前が大きいのはいいことだし、ジャンヌも前が大きかったし。育成に行って大きく変わるのがアサカフジ系の特徴。キョウワジャンヌは夏過ぎて(育成場への)早い移動になると思うけど、ヘイローフジは秋以降かな焦ってもしょうがないし。焦っても出来なければ意味ないし』って感じのコメントをいただきましたが、キョウワジャンヌの2023は8月26日に。ヘイローフジの2023は9月3日にそれぞれ福地トレーニングセンターに移動。思っていたよりも早く移動できたことは、それだけ出来も良かったのだと思います。
20240709_092505 20240709_092604
ということで、協和牧場さんで見学させていただいた2頭。。。どちらも期待が大きいです。活躍を楽しみにしております。
20240709_092601 20240709_092659-1
いろいろと教えていただきありがとうございました。

ということで、これでおしまい。

| | コメント (2)

2024年8月29日 (木)

240709北海道myツアーレポート4

引き続き協和牧場見学レポート

ヘイローフジの2023(PEGASUS 37)
(父コントレイル×母父キングヘイロー)
牝 栗毛 23年6月11日生
生産者→協和牧場 入厩先→福永祐一厩舎
20240709_091820-1
ヘイローフジの2023は短いところが得意そうな牝系じゃないですかぁ~。。。それにコントレイルとはどういうイメージなんですか?と質問すると、
『もちろん、相性は考えるけどコントレイル×キングヘイロー×福永祐一先生ってところがあって。。。でも生まれてきた仔は凄く良くて。。。距離も持つかもしれないし。。。(ヘイローフジ産駒の)今までと馬の形が違うから持つかもしれない。ヘイローフジ産駒はだいたい筋肉質だけど、この仔はそこまで筋肉質ではないし。柔らかさはあるので持ちそうな気がする。後ろから競馬ができて瞬発力を備えたら距離も持つし凄い馬になる予感がする。』とのこと。
20240709_091713-1 20240709_091709
入厩やデビューのイメージを勝手に討論させていただきました。
『この仔は6月生まれだから2歳の11月とか12月でいいかなって思います。ピークはどこになるか想像もつかないですね。。。(協和牧場の生産馬としては)見たことのないタイプなので。デュアルロールは想像つくけど。この仔はちょっと違う。楽しみではある。なんかめっちゃ瞬発力があってビュッと切れそうな気がする。まだまだいいも悪いも隠していると思うよ。悪いところもいいところも見せてない。ただ歩様とか俊敏な動きをしたときに片鱗は感じるけど、、、瞬発力とかも想像なだけでまだ本当のことは分かりませんけどね。育成行ってどうなっていくか。。。楽しみでしかないけど』と、言った結論に。。。勝手な討論でしたけど。こんな結論に至りました。
20240709_091411
個人的に思ったことは。。。『(ヘイローフジにコントレイルを迎えたのに募集価格が)安くないですか?』ってこと。
その答えについては『この仔は遅生まれだから安くなったし、もともと種付けのタイミングが遅く(今から)コントレイルをつけたら6月生まれになるといいですか?ってなった時に、オーナーが自分で持つし福永先生に預けるからいいよ。。。』って話になったんだけど、Xに載せたら会員さんからの反響が大きくて。。。オーナーにそのことを言ったら『それならファンの皆さんに持ってもらった方がいいでしょう』となり安価での提供となったんですよ。反響がなかったらそのままオーナーの馬になっていたと思う。』とのこと。SNSのおかげでこの仔への出資も叶いました。SNSも凄い力を持っていますね。滅茶苦茶ありがたいことです。ありがとうございます。
20240709_091405
『サイズ的には大きくならないと思うし、デュアルロールほど大きくはならないかな。500キロ超えたら脚が持たないと思う。あまり大きくなり過ぎると瞬発力の大きい馬は耐えられなくなってしまう。450~460キロくらいまたはそれ以下でいいと思う。デカい方がいいという人もいるけど、この仔に関してはそれは良くないかも。いい馬だってみんな言ってくれるけど、まだまだこんなものじゃない。もっと良くなるし。』とまだまだ奥がありそうなコメントを。
20240709_091353
更に『クビが細く見えるけど、これはヘイローフジの特徴でこの時期にはみんなクビは細く見える造りになる。歳を重ねると太くなる。これがヘイローフジ産駒の典型だから。バネは凄いものがあることは分かっているんだよね。一回この仔を持ったときに瞬間立ったときに凄くジャンプして転んだので。。。転んだことに心配しましたが、それは大丈夫。若駒のときはそこそこあるから。そのときのジャンプが凄くてバネがあることはそこで見たけど、それ以来隠してるんですよ。それ以外にもいろいろと引き出しがあるんだろうけど、まだ見せてくれない。。。よっこいしょって立つ馬が多いんだけど、この仔はジャンプして立って。。。コケたけど(笑)でもそのジャンプして立ったことが凄くて。育成場に行ったらいろいろ出てくると思う。祐一先生はコントレイルに似ているっていうけど、僕が見た感じでは目とか顔とか脚の感じはアサカフジなんですよね。アサカフジが凄い瞬発力のある馬で準オープンまで行ったいい馬だから。アサカフジっぽく見えてきている。アサカフジになったら凄い瞬発力で勝負する馬の再現になるから。コントレイルも凄い瞬発力があるからうまく嵌ったかも噛み合ったかもしれない。』と、GⅠ勝っちゃうんじゃないか、、、みたいなエピソードもいただきました。これについては僕の記憶の中で、編集されたコメントなので大きく違わないかと思いますが、ニュアンスはこんなだったと思います。ということで、僕の妄想として捉えてください。
20240709_091333
ここで、外での展示は終了。。。厩舎に戻ってもらってもう少し見学させていただくことに。

ということで、長文が多い今回のレポートですがまだまだありますので。。。

ご迷惑をお掛けしますがもう少しお付き合いください。続く…

| | コメント (0)

2024年8月28日 (水)

240709北海道myツアーレポート3

キョウワジャンヌの2023の見学に続いてヘイローフジの2023の見学へ

ヘイローフジの2023(PEGASUS 37)
(父コントレイル×母父キングヘイロー)
牝 栗毛 23年6月11日生
生産者→協和牧場 入厩先→福永祐一厩舎

母ヘイローフジは6勝オープン特別の尾張特別に勝ち、京阪杯GⅢ3着。。。実績も5歳下の半妹キョウワジャンヌに引けは取りません。それよりも個人的にはいろいろと夢を見させていただいた出資馬ローレルベローチェの母であり、再度活躍を見込んで出資したデュアルロールの母。ヘイローフジの2023にも期待を高く持って見学します。
1000010276
ヘイローフジの2023の登場の前に金澤場長にお話を聞きました。
『ヘイローフジ(の2023)は(ユニオンのカタログ)撮影の時期が早かったので小さく写りますが、今は成長して馬も全然違うんでじっくり見ていって下さい。昨日はセレクトセールに行って福永先生と対面して話してきました。6月生まれなのに馬がしっかりしているので楽しみですよ(福永先生談)ということで、デビュー戦は川田将雅騎手か武豊騎手でお願いします。まぁルメールさんでもいいですよって、言っておきましたので。』
1000010274
リップサービスありで聞いておかなければいけませんが、福永祐一先生もこの会話を覚えていらっしゃるでしょうし、この仔がそれなりの馬になったら、騎手起用も金澤場長のお願いに沿ったものになっていくような気がします。
1000010279
我が家の競馬中継番組は関東圏でありフジテレビ系の『スーパー競馬』なのですが、関西テレビの『競馬BEAT』に2度も取材を受けており、そのうち一回は福永祐一先生がコチラに来ての取材だったそうで、注目度が超高い1頭であることを改めて知りました。

厩舎からヘイローフジの2023が登場。先ほど見たキョウワジャンヌの2023との比較になっちゃいますが、細いというかスラっとしている感じ。細身だからかなぁ?背が高く感じます。ガッチリ感はありませんが、バランスの良さというか馬の形は綺麗です。カッコいい。一言で言うとそんな感じです。
Img_0197_20240827154101
ヘイローフジの2023展示時もアブがいっぱい寄ってきまして、大変でした。

この仔はキョウワジャンヌの2023よりもアブがダメだそうで。。。
『皮膚が薄いので、刺されると他の馬よりも痛いんだよね。アブに対して神経質で凄く嫌がるんですよ』と、皮膚の薄い馬エピソード。そういうものなんですね。。。勉強になります。
Img_0257
『(キョウワジャンヌの2023はダートですが)この仔は芝だし、まだ何も出来上がってないし、これからかな。』スタッフさんの期待値の高さが伺えます。

続けて『この仔はヘイローフジっぽくない。今までのヘイローフジの仔の中ではあんまり見たことのない感じなんだよね。だから、この(馬の)形・・・もしかすると滅茶苦茶切れるかもしれない。バネあるから。この馬、、、マジで後方一気するかもしれない。いつも動きにブレがないんだよね。歩いているときにも全くブレないし。』
Img_0257
活躍馬多数のヘイローフジの兄姉に似ててもいいのですが、全く似てないと(笑)
でも、それだからこそそれを超える予感を持たせてくれたりもします。

歩かせていただきましたが。。。暑くてダラダラになっています(笑)
1000010275
ちょっと物見しているというか、集中力なくつまらなそうに歩いているので、僕が撮った映像の歩様は参考外かな。。。スタッフさんの話を聞いた後だからってのはあると思いますが、正面から歩様を見ても脚を回し気味に中に入ったり外に出たりしない感じだし、真っ直ぐに歩くラインは心象的でした。肩のラインが上下しない歩様。。。いい感じだと思います。皆さんにはどのように映りますか?
Img_0166 Img_0171
普段の性格を聞くと。。。『やんちゃですよ。他の馬に負けないです。ただ人間には従順。馬同士ではあたりが強く、小さくても向っていくところがあります。だから馬体も傷だらけです。やりやってるから。やられてるんじゃなくてこいつからやりに行くから。(笑)』頼もしい言葉が返ってきました。

見ていて格好いいなぁ~って思う馬。そのことをスタッフさんに伝えると・・・『まだこれからかな。みんないいってて言ってくれるけど、出来的にはまだ6割。ただ歩きは物凄くいいから今後絶対に良くなってくる。』って。
Img_0206
とにかく期待しちゃいたくなるようなエピソード満載で。。。まだまだ長くなっちゃうので、今回はここまで。

まだまだ続きます。

| | コメント (0)

2024年8月27日 (火)

240709北海道myツアーレポート2

引き続き協和牧場での見学となります。

キョウワジャンヌの2023(PEGASUS 27)
(父ヘニーヒューズ×母父ハーツクライ)
牝 栗毛 23年4月18日生
生産者→協和牧場 入厩先→角田晃一厩舎

母キョウワジャンヌは3勝。秋華賞2着、ヴィクトリアマイル4着とGⅠレースの常連であり当時ローレルアクシスやファインスカイを持っていたことで『キョウワ』さんに熱が入っていたため注目し続けていました。

キョウワジャンヌに酔狂していた僕はローレルクラブでも産駒のトゥールナージュ(父エイシンフラッシュ)にも出資しておりましたが、未勝利に終わりました。
Img_0053 Img_0055
キョウワジャンヌの実績とは裏腹に産駒は結果を残せず、、、繁殖牝馬としてはダメなのかな・・・と心配していた中、キョウワセイヴァーやゼンダンゴクウがJRAで勝ち上がりました。まだまだ母の実績からすると物足りないですけど。
Img_0089_20240826080201
母の現役時代も注目し繁殖になったあとも追いかけ続け(協和牧場さんでキョウワジャンヌにも会わせていただきました)、産駒にも注目していた僕にとって、キョウワジャンヌの仔に出資できるチャンスが再度訪れたことは喜びでしかなく、見学に行きました。
1000010247
この日はアブが多くて、キョウワジャンヌの2023も集中力がありませんでした。
1000010244
キョウワジャンヌの2023のお腹にある瘤みたいのはアブに刺された跡。。。可哀そうに。。。そして、申し訳ない。
1000010246
質問したいことはカタログに書いていないこと中心に。。。
1000010245Img_0102
大人しいですね。。。と聞くと、『昼夜放牧で疲れていたり、このところ急に暑くなったり涼しくなったりで馬も疲れちゃうんですよね』と。
1000010271 20240709_090122
普段は今日のイメージよりも活発で、大人しいといったイメージはないとのこと。何よりもここまで順調であり体調を崩したり怪我で休養したことがないとのこと。そこがいいといいます。
1000010270
『キョウワジャンヌには芝で走りそうな種牡馬をつけ続けてきたけど、仔はダートで走るし、ダートの繁殖なのかも?ってことで、腹を括って今回はダートリーディングのヘニーヒューズをつけました。ダート種牡馬と相性がいいかもしれないし』

ということですけど、エイシンフラッシュ産駒のトゥールナージュのときはすらっとした芝馬っぽさを感じたけど、中央では勝てず(芝で2着2回あり)でしたが地方で5勝。やっぱりダートなのだろうか?

馬体のイメージはやっぱりしっかりしているなって感じ。ヘニーヒューズ産駒らしく背中短めのガッチリした体格。いかにもダート短距離っぽい馬体です。

歩かせていただくと、ゴリゴリした動きではなく結構柔らかさを感じる歩様。脚の可動域も結構広くて馬体のイメージと相反する感じ。もっと、ガツンガツン力強く歩くのかと思っていたら・・・皆さんにはどのように映りましたか?
Img_0055
スタッフさんのお話は『この仔はダートだと思うけどマイルくらいまでかなぁ~。。。ヘニーヒューズ産駒は全体的に動きが硬いんだけどこの仔は不思議と柔らかいんですよね』

母がハーツクライ産駒の1億円ホースですし、ヘニーヒューズをつけて母系が覚醒してダートじゃなく芝でも走れちゃうこともあるんじゃないかな・・・芝のマイルのヘニーヒューズ産駒といえばアジアエクスプレス。最近ではワイドファラオですかね。。。2頭ともダートと芝の両方で重賞勝ちしているのが特徴。キョウワジャンヌの2023にもそれを期待してもいいかも。。。
20240709_092445 20240709_092504 20240709_092420-1
キョウワジャンヌの2023は人懐っこくてグイグイ来るタイプ。明るい性格とでも言いましょうか(笑)
ご飯もよく食べるし、健康優良児かな。ただ背は高くないし高くなる感じじゃないからあんまり重たくなる感じじゃないかも。ということで、450キロ切るくらいだと予想されました。
20240709_092631-1 20240709_092658
『ヘイローフジの仔もそうだけど、アサカフジ系の仔は夏を過ぎてから大きく変わります。この仔もやっとトモが大きくなってきたけど今のところは前が勝っているタイプでしょ。育成に移動した頃に大きく変わってくると思うよ。秋の写真を見たら『え?おんなじ馬?』ってくらいに見違えるんじゃない?』とのことでした。この血統は本当に馬に成長力があるので、変わっていく姿が楽しみです。
Img_0387_20240826080201 Img_0373 Img_0375
キョウワジャンヌの2023はヘイローフジの2023と同じ福地トレーニングファームさんで育成になりますけど、キョウワジャンヌの2023の方が早く移動になりそうです。それだけ馬がしっかりしているということ。

期待に夢膨らむキョウワジャンヌの2023。。。巷の評価はまだまだっぽいですけど、僕はこの仔にかなり期待しております。

ということで、協和牧場見学レポートはまだまだ続きます。

| | コメント (0)

より以前の記事一覧