2023年10月27日 (金)

230926-27北海道牧場見学レポ5

今日は頑張って書いちゃいます。

ユニオン募集馬のフローラルパークの2022の記事よりもレーヴスレアリーズの記事の方が反響が大きいのはやっぱりローレルクラブの会員さんの閲覧者が多いんだろうなぁ~と思います。

今日はローレルクラブ馬の記事なので。。。アクセス数も増えるかなぁ~なんて。

ということで始めます。

リエラ
(父ワールドエース×母ルージュマジック)
牝 黒鹿毛 21年3月30日生
生産者→松木加代 入厩先→伊坂重信厩舎

ムラカミファームさんをあとにしまして、、、お昼ご飯も食べる間もなくパッショーネさんへ。

ここパッショーネには2頭の出資馬が在厩中。

北海道で2戦たたかい、メンタル的に弱っているとの噂のリエラと再会してきました。
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『リエラでーす。馬体重は412㌔となっています』で登場したリエラ。パッショーネでしか会っていませんが結構会ってます。次は是非競馬場で。。。
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見た感じは毛艶の感じもそこまで悪くなく。。。ただ細身であることと細いながらにもまだ筋肉がつききっていない感じが。
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新馬戦は頑張った感じでしたけど、コスモス賞はちょっと苦しくて、、、いいところも出なかった感じでした。
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『コスモス賞後は大分メンタル的にも来ていて、とにかくリフレッシュに努めてゆっくりさせました。』

『今週からやっと乗り始めました。乗り始めてから最初の見学した会員さんです(笑)』
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ということで、僕がリエラの騎乗再開後初めての見学者ということで、、、何でも1番はちょっと嬉しい。

精神的なダメージが大きいとされているが、精神的な幼さがこの仔の成長に影響しているようです。
『まだまだ精神的に幼く、集中力を欠くことがある。ハッキングも我慢が必要なんですけど、どうも続かないことがあって・・・でも、体力(スタミナ)は抜群なので万ハックもこなせちゃうんですよね。』
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ソアラのテンの速さ同様に一芸に秀でているリエラ。この武器を以下に使えるものにしていくかがこの仔の浮沈のカギを握っているかと思います。

まだ乗り始めたばかりですが、この後は鞍上があまりコントロールせず、リエラに委ねて走らせてリフレッシュを図るそうです。
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『現時点ではステイヤーの身体にスプリンターの魂が宿っている状態なので、メンタル気性と身体をうまくリンクさせるようにしなければならない。これが課題ですね。スタミナが豊富なのに気持ちが前に前に行ってしまう。』

何とも貴重なコメントをいただけました。
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それでも、大分リフレッシュはできているそうですので・・・

これからのリエラの巻き返しに期待したいと思います。

ということで、今日はここまで。

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2023年10月25日 (水)

230926-27北海道牧場見学レポ4

書きはじめると気合が入る。。。ユニオン馬だからかなぁ~反響薄めです(涙)

フローラルパークの2022いいと思うんですけど。。。感想ありましたら宜しくお願いいたします。

では続きです。

フローラルパークの2022
(父モズアスコット×母父フローラルパーク)
牝 栗毛 22年3月30日生
生産者→ムラカミファーム 入厩先→大橋勇樹厩舎

ムラカミさんは『(この牧場の場所を)よくわかったね。よく来たね。。。と、おっしゃいました。確かにちょっと分かり難いですけど、ユニオンさんから地図をいただいておりまして。一発で到着出来ました。自分も新冠の土地勘がついてきてるなぁ~と感じました。
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雨に降られずによかったです。予報では雨だったので。浜松はまだ暑い。それに比べると日高は涼しいのですが・・・『今日は涼しいけど北海道も異常なくらい暑かった。』そうです。
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『フローラルパーク2022もそうですけど、夏が暑いと馬体重も増えないんだよね。』と、仰っていました。

(フローラルパーク2022の)性格はいかがですか?と聞くと、、、『ちょっと大人しい。でも、スイッチが入るとガーっと行く。競走馬向きの性格だと思うよ』
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牝馬だし仕上がりいいと思う。重苦しいところもないのでこの仔は特に早くデビューできると感じています。

この仔をユニオンに提供した経緯をお聞きすると『それはこの仔を繁殖に戻したいから。この血統はいい仔も出るし、この仔にも期待しているし、この仔が戻ってきて(フローラルパーク2022の)生んだ仔にも期待したい。』そして、『フローラルパークの当歳馬はリオンディーズの牡馬。受胎中はクリソベリル。来年はマジックウォリアーでもいいかな?』この血統への期待を強く感じます。『初仔でモズアスコットをつけたのは芝砂両用のアグネスデジタルのイメージで。母はダートなので、芝も(ダートも)期待できるモズアスコットは合うと思う。芝できつかったらダートに行ってもいいからね。』フローラルパーク2022は地味な存在だけど、この話を聞くとちょっと面白いんじゃないかなって思っちゃいます。今日はムラカミファームさんに来て良かったと思いました。
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この仔に期待することは・・・『無事にデビューして走ってくれること。先ずはそこかな。でも、新馬勝ち行けると思っています。』なんと心強い言葉。。。
距離としてはマイルくらいまではもつかな。。。期待していることは新馬勝ち。無事にデビューできればいいけどね。これから乗り込んでどれだけ成長していくか。。。昼夜放牧中。10時くらいから翌朝まで放牧。
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『大橋勇樹先生は仕事人。マニアックな血統を勝たせる人。社台の馬が全然いないからね。』ムラカミさんも大橋先生に期待していらっしゃいます。

『生産馬でアサカレディ(キズナの仔)がお世話になっているのでその付き合いでこの仔も大橋勇樹先生に。(大橋勇樹先生は)馬を見れる先生。セレクションセールにもも来ていた。そのセリのついでにこの仔も見に来ていましたよ『大きくなったなぁ~って。420㌔~430㌔で走るんじゃないかな?』っておっしゃってました』大橋勇樹先生もこの馬に期待を寄せているようです。
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何頭生産していますか?と聞くと『7頭から10頭くらいの生産だね』、従業員もお願いしていないからこの頭数でも充分。でも、今は馬が売れることもあって利益も結構あるとのこと。

僕も生産牧場を経営したいなぁ~と、常々思っておりまして。ムラカミファームにレクチャーいただこうかなぁ~

そして、牧場事務所に通されコーヒーをいただきながら競走馬談義。

事務所の壁には生産馬であるマテンロウオリオンの写真が。

『最高傑作!この馬のおかげで今が楽しい。』と、70歳を超えるホースマンのモチベーションとなっているそう。

名牝レディパステルの末裔であるマテンロウオリオンですが、フローラルパーク2022も血統背景は負けておりません。

バブルガムフェローにザッツザプレンティ、ショウナンパントル等GⅠホースを送り出し続けている血統。

この仔のおばにあたるショウナンマハは4勝。その他のおばおじにあたるホワイトプラネット2勝、ツクバイメーカー2勝、バスティード1勝。。。勝ち上がっている馬が数多く。

母のフローラルパークもダート3勝。。。地味に見えて下地がしっかりしており凄いんです
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これで1,000万円は破格。

初仔ということもあって、体高も低くやや小さい印象ですが、写真を見てわかる通りバランスもいいし幅もあります。母同様にここからの成長があるとするならば、かなり楽しみな1頭です。

牧場の先輩馬マテンロウオリオンを超える競走馬になりますように・・・そんな期待を寄せて応援したいと思います。

ムラカミファームさんありがとうございました。

フローラルパークの2022をよろしくお願いいたします。

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2023年10月24日 (火)

230926-27北海道牧場見学レポ3

仕事が忙しい。。。プライベートも充実しているんですけど・・・牧場見学レポートは結構大変で。軽く書くと速報と遜色ない感じになっちゃうので、難しいんですよね。

とりあえず、1本書き上げましたのでよろしくお願いします。

フローラルパークの2022
(父モズアスコット×母父フローラルパーク)
牝 栗毛 22年3月30日生
生産者→ムラカミファーム 入厩先→大橋勇樹厩舎

北海道に入ってまず最初に伺ったのはムラカミファームさん。

ムラカミファームさんには初めてお邪魔しましたが新冠サラブレッド銀座から1本入ったところにあり、何度も近くを通った場所にありました。

村上場長にも初めてお会いすることになるので、どんな方か緊張しましたが。。。70歳を超えるベテランホースマン。温かく迎えてくださりました。
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ムラカミファームがユニオンに提供するのも2頭目くらいだそうで。。。

後で調べたら、2015年産駒のグッジョブハニーが提供され、大橋勇樹厩舎。。。大橋勇樹厩舎だったら出資候補に入れていたでしょうし、殆どの馬には出資している(クオン、マリアスパン、ヴォルカヌス、テンダーメモリー、ヴァレッタスカイ、フライトミッション、センスオブユニティに出資)ワケで出資していないゲティスバーグとピエノフィオレは覚えていましたが・・・グッジョブハニーだけ覚えておりませんでした。申し訳ございません。

なぜ記憶にないのかを振り返ると。。。ワークフォース産駒の牝馬ということで早々に対象から外していました。ワークフォースがあまり好きではなかったので・・・

さて、見学は放牧地の中で。僕はこのスタイルが一番好きでして(笑)

フローラルパーク2022を含め3頭で放牧されております。
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3頭の中では一番大きなフローラルパーク2022。でも、他の仔が小さいだけでフローラルパーク2022も1歳のサラブレッドとしては小さいことが分かりました。それは、他の2頭がサラブレッドではないからなんです。

他のサラブレッドは既に育成場に行ってしまい、この仔だけ残っている状態で、退屈しないように一緒に放牧地に居るパートナーだそうです。
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フローラルパーク2022の馬体重は現在404㌔。大きな馬ではありませんが、母も含め大きい感じの一族ではないようです。

『初仔であり少し小さいので12月から乗ろうかな』と思っているそうです。
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2頭のパートナーを含めみんな好奇心旺盛であり、人懐っこいのでかなりガブガブされました。でもこれが楽しいんですよ~。

『モズアスコットの評価はいかがですか?』と聞くと、『セリでもよく売れるし、生まれてくる仔も評価されています。』とおっしゃってくださいました。『全体的に芝でも行けそうな仔を出している気がする』そうです。

『お母さんのフローラルパークはヘニーヒューズ産駒でダート馬でしたけど、この仔は芝で行けそうな気がしています。モズアスコットのいいところを受け継いだんじゃないかな?』と。

『母もあまり大きな馬じゃなくて、10月のセリに出したら競馬会が1000万円で買ってくれました。予想では500万くらいかな。。。とおもっていたら、高く評価してくれました。』母は決して小さくなく488㌔でデビューし498㌔まで増えましたが・・・1歳時は小さかったとのこと。成長力がある一族なんだと信じたいです。

歩かせていただきまして・・・感想は歩様は軽い感じ。でも、馬体重の割に一歩一歩が力強く、地面をしっかり捉えて蹄の返しもしっかりしている。推進力を感じるいい歩き方に思います。
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自分の見た馬をよく思いたくて、自らに暗示をかけているのではなく、本当に『あれ?いいぞ?』って、思いました。

何せ、この馬に注目した入り口が大橋勇樹厩舎に所属する馬だということ。そして、モズアスコットの牝馬で価格も安いし・・・って、感じだったので、期待感高目で見に来たワケではないんですよね(ムラカミファームさん本当にスイマセン)

でもね・・・本当にいい!肩の可動域が広く使い方が上手い気がします。多少後肢の送り方に個人的にはもう少し成長を期待したいですけど、良いイメージの方が強い。これはいきなり掘り出し物を探り当てたって感じかもしれません。
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その間にも2頭の寮馬にちょっかい出されてまして 笑

そして、放牧地に放していただきました。
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1月に育成場へ移動予定。それまではここで。11月くらいには馴致をここ(山岸S)で行う予定とのこと。育成は大橋勇樹先生の意向で新冠育成公社で。今までの大橋勇樹厩舎所属馬もみんな一緒でしたので、今回も変わらずですね。
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ということで今日はここまで。

続きもすぐに投稿できると思います。

ユニオン会員の皆さんもここを訪れてくださる方が少ないですけど是非読んでいただきたいと思います。

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2023年10月12日 (木)

思い立ったが吉日

9月下旬に北海道に行ってきました。その前が2月だったので7ヶ月ぶりの北海道でした。

秋の北海道はローレルクラブのツアー以来なので2018年以来になります。2019年は精神的にどん底で、出発直前でキャンセル。。。(あの時は辛かったです)

そして次回・・・早速航空券を取ってしまいました。

航空券を取ったということは、行くということです。

『まーひーさんと一緒に牧場を回りたい』という声もいただいておりますので、一応僕が行く日をメールやDM等でお伝えしようと思います(あくまでも一緒に行く希望がある方のみに送付します)あまり大勢になると牧場さんにも迷惑が掛かりますので、こちらで抽選させていただくこともあるかと思いますがよろしくお願いいたします。
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牧場見学レポートは仕事の合間を見て執筆中です。少しずつ出していきますので、見捨てないでやってください。

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2023年10月 4日 (水)

230926-27北海道牧場見学レポ2

昨日のルヴニールの記事もいっぱい書いちゃいました。気持ちが入ると長くなっちゃいます。そうなると、時間もいっぱい費やすことに。。。う~ん。。。考えねば。

ということで今日も続きます。

ペルフェツィオーネ
(父ルーラーシップ×母クレオール)
牝 鹿毛 21年2月13日生
生産者→ハシモトファーム 入厩先→杉山佳明厩舎
(写真は2021年11月24日ハシモトファームでのペルフェツィオーネ)

現在、募集馬はいないハシモトファームさんですが、アポを取り短い時間ですがお邪魔させていただきました。

ペルフェツィオーネですがデビュー後⑦⑦⑫とやや右肩下がりの傾向。橋本さんもこの結果に少し残念な様子。
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デビュー前はパッショーネ在厩馬の中でもかなり良い評価を得ておりました。北海道でのデビューも果たし早期勝ち上がり、北海道シリーズのオープンor重賞出走も期待されていたのですが・・・距離短縮もダート替わりも効果はそれほどでもなく。
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調教の動きは良いと評価されているだけにもどかし・・・橋本さんもそう感じているようです。

次走は再度芝に戻し、距離もマイルあたりで。。。そして、調教に加えデビュー戦から一緒に闘ってくれている川又賢治騎手を一旦変えるかも。。。と。
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川又賢治騎手が悪いワケではありません。川又賢治騎手にペルフェツィオーネがどうも甘えているようでして・・・川又賢治騎手でレースに出るとペルフェツィオーネに緊張感が生まれないのかも・・・ということで、その点も検討してみたいとのこと。

放牧を挟んで変わってくるかもしれませんし、騎手の騎乗都合もあるので今後は分からないですけど、、、要注目です。

レアマカナ
(父アメリカンペイトリオット×母アイスグレー)
牝 鹿毛 20年3月10日生
生産者→ハシモトファーム 入厩先→瀬戸幸一厩舎
(写真は2021年11月24日パッショーネのレアマカナ)

レアマカナについてもお話を聞きました。

現在は、再ファンドを前提に岩手競馬に移籍。8月に挫跖と診断され放牧へ。。。
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馬体が大きくならず、太ってこないことが情報として出ておりますが、、、橋本さんは大きくはならないとみており、現状の体重でレースに出てくるのでは?と。
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ただ、太らせて調教に耐えられるようにすることは別であり、太らせてから瀬戸幸一厩舎に戻ってきて欲しいとのことでした。
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年内に2勝できれば最高ですけど。期待しています。

橋本さんもペルフェツィオーネとレアマカナの2頭の勝ち上がりに対して期待されています。2頭とも頑張って。

今年のハシモトファームさんからの提供はありませんが、来年は・・・1頭検討してくださっているとのこと。

馬の出来とか成長の様子とかいろいろな条件があるのでそれをクリアして、、、ですけど。楽しみに待ちましょう。

ということで今日はここまで。

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2023年10月 3日 (火)

230926-27北海道牧場見学レポ1

230220-21にも北海道に行きまして、そのときは速報のみ投稿して『レポート書く書く詐欺』で結局書いておりません。

そのときのメモは莫大にあり、パソコンでの文字起こし再生や画像映像も出来ますので、時系列はおかしくなりますが少しずつ振り返って書いていこうと思います。

でも、最初に今回のことをレポートにしていこうと心に決めました。

牧場の皆さまをはじめ多くの方にお世話になりました。それを売り上げに還元できることをしていきたい。僕には、このブログでそれをお伝えすることしかできないんじゃないかなと・・・

速報やレポートを見て一口でも出資に動いてくれる方がいてくれたら幸いです。

気持ちはブログ投稿に向けて前向きになっても、今年はやっぱり仕事が忙しい。そして、やらねばならない使命も増えたことで、どうしても書く時間が以前のように取れません。でも、ボチボチ頑張りながら丁寧に書いていこうと思います。ご声援宜しくお願いします!

速報であプした記事は時系列通りの順番になっていますが、レポートは早い情報提供じゃないと意味がなくなっちゃうものから挙げていきます。

募集中の馬はやや遅くても何とかなりそうなので、現役馬からになります。

ということで、先ずはこの仔から。

ルヴニール
(父キズナ×母アメージングムーン)
牝 黒鹿毛 21年1月15日生
生産者→村田牧場 入厩先→奥村武厩舎

2日目(27日)の午前にお邪魔した村田牧場さん。案内してくださったのは村田専務。
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見学馬はファーストチェアの2023(父サートゥルナーリア)だったのですが、アメージングムーン産駒の兄弟についてもお話をいただきました。
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今日はルヴニールについてのお話を抜粋。

皆さんは奥村武先生に対してどんなイメージをお持ちですしょうか?
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まだ、駆け出しの時期にこの兄弟の長兄であるアメージングサンを受け入れ、見事2戦目で勝ち上がり。その後はなかなか力を発揮させることができず地方へ。。。

アメージングサンの能力は村田さんも奥村武先生も認めていましたが、結果が出せず。。。

奥村武先生は今もアメージングサンの戦績に悔しさを持っており、それが今のお仕事にも生きているような感じを受けました。
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速く走れる能力を若いうちから発揮していたアメージングサン。その能力のままに走らせてしまったこと。。。アメージングサンから『この一族は若いうちから短距離で気の向くままに走らせてはいけない』と、感じ取ったそうです。

それは1歳下の半弟ノースブリッジに早速生かされました。
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ノースブリッジも類稀なスピードがあり、短距離の才も存分にあったとお聞きました。

しかし奥村武先生はじっくりと秋競馬を待って大切に育て、更に短距離を使ってはそれだけの馬になってしまう。。。と、2000m以下のレースは使わないことを決めました。

その結果、5歳となる現在も重賞戦線の常連となりGⅢ1勝、GⅡ1勝。堂々とGⅠを狙うポジションを常に取っています。
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アメージングサンの教訓を糧に今のノースブリッジがあると言っても過言ではないでしょう。

奥村武先生はローレルクラブの会員さんに同じ悔しさに晒さない決意でルヴニールに寄り添ってくれています。

先ずは、デビューまでの過程。早く走らせたい気持ちもある中で、じっくりと育成しノースブリッジとほぼ同じ時期にデビューとなりました。

次に、デビュー戦の距離。『短距離ならすぐに勝てる』という見方もあったようですが、短距離でデビューしたらその後距離を延ばすことが難しくなりそうだとのこと。ノースブリッジほどの長距離でのデビューではありませんでしたが将来を見据えて1600mでのデビューとなりました。

そして、鞍上はアメージングサンの背中を知る横山和生騎手に拘ったと聞きます。

レース前コメントもレース後コメントもルヴニールに対して注文の多いコメントが並びましたが、これは奥村武先生の期待の大きさの裏返しです。

デビュー戦は2着でした。
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この後は、次のレースをはっきり決めず(僕が村田さんとお話したときは次走のプランも具体的に出ていませんでした)、ルヴニール主体でレースを考えるとのこと。

そののち出た予定も、11月19日(日)の東京のレースも1800m。奥村武先生は距離を伸ばしてきましたね。今回は中山での好走でしたが東京に変わってどんなレースをしてくれるでしょう?

奥村武先生はチーム・ルヴニールを組んで闘ってくれています。

アメージングサンの件でNG厩舎にされている会員さんもいらっしゃるかもしれませんが、成長できる先生。会員さんの気持ちを背負ってくれる先生だと感じました。

村田さんも奥村武先生への信頼や尊敬は揺るぎないものと感じました。

これからのルヴニールの活躍と奥村武厩舎の奮闘が楽しみです。

村田牧場さん。。。貴重なお話をありがとうございました。

(村田牧場さんのお話を元にレポートを書きましたが、お話を聞いたうえで僕の想像や妄想も一部入ったレポートになっておりますのでご理解をお願いいたします)

写真はルヴニールです。

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2023年2月17日 (金)

221129日高牧場見学レポート15~杵臼牧場&AERU編~

昨日の午後から一泊の出張。。。新幹線が・・・大幅遅れで大混乱。

到着は22:00過ぎ。。。そこから晩御飯、お風呂・・・ゆっくり休むことができなかった。。。

今朝は少しゆっくりするぞ。blogも書ける。

ではレポートはじめます。

テイコフトウショウの2021
(父キズナ×母父タイキシャトル)
牝 青鹿毛 21年5月5日生
生産者→杵臼牧場 入厩先→西園翔太厩舎

レッドセイリングの2021
(父エピファネイア×母父ゼンノロブロイ)
牝 黒鹿毛 21年4月20日生
生産者→杵臼牧場 入厩先→辻哲英厩舎

20年産駒アンジェリカルで彗星の如くローレルクラブに登場した杵臼牧場さん。。。

杵臼牧場。。。前を通っただけで、見学はしておりません。
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テイコフトウショウの2021とレッドセイリングの2021はファンタストクラブ木村牧場に居ますし。

杵臼は代表の苗字とかではなく、浦河にある地名なんですね。浦河の杵臼にある牧場さんです。テイエムオペラオーを生んだ名門牧場です。

2000年には生産牧場リーディング3位に。。。詳しくはコチラで→『杵臼牧場って?

杵臼牧場さんを記事にしたのは11月11日ということで、北海道に行く前。

今回は杵臼牧場さんに直接お話を聞くことはかないませんでしたが、ローレルクラブ北海道事務所で杵臼牧場さんについてのお話を聞きました。
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イメージとしてはユニオンさんに募集馬を提供されていた感じですけど。。。

募集馬を集めるタイミングでローレルクラブの方が杵臼牧場さんにとって都合がいいようです。

ユニオンは1歳夏に一斉募集となりますがそこだとまだ提供馬の選定が終わらないのかもしれません。

提供馬の父がドゥラメンテ、キズナ、エピファネイアと人気な種牡馬ばかり。。。そして、すべて1400万円募集のリーズナブルな価格。

これは、クラブスタッフさんも少々困っている(?)ようで、、、最初のアンジェルカルは『1400万円で』とおっしゃってくれたので、初めてだしそのまま言い値で登場させたそうです。

そのあと、テイコフトウショウの2021とレッドセイリングの2021については、『アンジェルカルと一緒(の価格)でいいよ』と、仰ってくれるそうで、クラブスタッフさんも『もう少し高くても大丈夫じゃないですよ~』と伝えても『アンジェルカルと一緒で』ということで、人気種牡馬の破格提供が現実となっているようです。

決して、何か欠点があって廉価版での提供ではありません。杵臼牧場さんの一級線を超特価で出資できるのはローレルクラブだけです。

テイコフトウショウの2021もレッドセイリングの2021も残り口数いっぱいです。
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僕もそうなんですけど、杵臼牧場さんに馴染みが薄かったり様子を見ているってところもあるかと思います。

みんなで杵臼牧場さんのご厚意に甘えちゃいましょう!

今週末のアンジェルカルの勝利で一変する可能性もありますね。

機会があったら是非杵臼牧場さんにお邪魔したいです。

そして、、、AERUにも行ってきました。

スズカフェニックスとウイニングチケットです。
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いつまでも元気にね~

ということで、11月の北海道レポートを終了いたします。

いつもお付き合いいただきありがとうございました。

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2023年2月16日 (木)

221129日高牧場見学レポート14~吉澤ステーブル編~

北海道に行く前に、11月のレポートを何とか終えれそうです。ほっと一安心。

ということで、行きますレポート。。。

フェアリーバニヤンの2021
(父エピファネイア×母父Honour and Glory)
牝 黒鹿毛 21年4月30日生
生産者→松浦牧場 入厩先→牧田和弥厩舎

松浦牧場さんで何度も見学した仔。マチャプチャレの2021も一緒に放牧に出ていて、マチャプチャレの2021の馬体が強烈過ぎて比較されるフェアリーバニヤンの2022が小さく見えちゃうんですけど、今回はその比較対象もおらず、単独での見学となりました。

外は雨なので、吉澤ステーブルも厩舎内での見学となりました。

奥から登場したフェアリーバニヤンの2021はやっぱり大きい。馬体重は465キロということで牝馬としては十分であり幅もある。でも、ゴツゴツした感じはなく牝馬らしいしなやかな感じがあります。
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まだまだ、腰高でもう少し大きくなりそうな気配。。。
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僕が見学する直前(数日前)に左後肢種子骨に骨折が見つかり、種子骨部の骨片除去手術を施したとのこと。クラブ発表前に聞かされましたが、僕がリリースできる話でもなくスルーしました。
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『骨折していても歩けるんですね。。。』と聞くと、

『骨折箇所はここなんだけど、腫れも治まってきて見た目も殆ど分からないよ。フェアリーバニヤンの2021自身も気になってないと思うよ』と、スタッフさん。
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展示だけで終わりかなぁ~と思っていましたが、厩舎内を歩かせていただき、見せていただくこととなりました。

骨折の影響で脚を引き摺ったりするのかなぁ~と、、、心配しましたが、素人の僕から見るとその影響はなく普通に歩いているように見えました。グリップ力のある脚の運びで力強い感じがします。でも重苦しさはなく推進力を感じる歩様でした。
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今後は、PRP療法で骨再生を促しキセノンレーザー治療を施していく予定だそうです。『骨折による長期離脱の可能性はそこまで高くなく、順調に行けば結構早く騎乗トレーニングが再開できると思いますよ。競走能力には影響ない場所なので安心してください』とのことで、骨折の影響は最小限に留めることができそうです。

母のフェアリーバニヤンはキャタラクトの仔でローレルクラブにも一族が多く提供されています。

フェアリーバニヤンの仔で勝ったのはカゼノサファイア1勝、フラワーハート1勝、シャンパンサーベル1勝、ロンドンタウン8勝、ロンリーハート1勝、グレートバニヤン2勝。。。その他地方勝利も含めるといっぱい。。。
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つけられている種牡馬もドゥラメンテ、ロードカナロア、この仔もエピファネイアと繁殖牝馬として高齢になり引退直前になるまでトップクラスの種牡馬をつけ続けられていた松浦牧場のエース級繁殖牝馬。

歳をとっても子出しがよく、牧場の期待に応え続けている繁殖牝馬と言えると思います。
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また、種牡馬の影響を強く遺伝させる繁殖牝馬であるということで、エピファネイアの良さをしっかりと発揮してくれるんじゃないかと期待しています。

デアリングタクトやエフフォーリアのように中距離での活躍が目立つエピファネイア産駒。この仔も馬体のスケールと胴伸びから2000mくらいが合いそうな気がしています。

多少スピードがない場合でも、ダート1800mも守備範囲となりそうな幅と体格なので、進んでいく道は幅があるんじゃないかと思います。
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先ずは、早く骨折を治してもらって出遅れた分を取り返していただきたい。骨折による2~3ヶ月の休養。。。このタイミングでの休養は、意外と競走馬の成長に大切なタイミングなんじゃないかな?と、思うところもあります。
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しっかりと休養して、スケールアップしたフェアリーバニヤンの2021が復帰したとき、どんな競走馬になっているのか・・・楽しみに待ちたいと思います。
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吉澤ステーブルさんありがとうございました。フェアリーバニヤンの2021をよろしくお願いいたします。

ということで、今日はここまで~。。。まだまだ続きます。

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2023年2月15日 (水)

221129日高牧場見学レポート13~グランデファーム編~

来週の日高は寒そうです。コロナは落ち着いてきているけど、インフルエンザも心配。今週は、あまり無理をせず体力温存を心掛けたい。

では、牧場レポート始まります。

引き続きグランデファームさんからのレポートになります。

続いては見学予定ではありませんでしたが、グランデファームさんのご厚意での見学。

レグルドールの2021
(父サトノクラウン×母父アドマイヤマックス)
牡 鹿毛 21年2月2日生
生産者→グランデファーム 入厩先→吉田直弘厩舎

馬体重475キロ。。。背は高い感じはしないのですが、これだけの体重。。。それもそのはず。幅があってしっかりとした馬体。
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トモもしっかりしていますが、前半身の迫力が凄いと思います。胴も詰まっていてコンパクト。短距離での活躍を期待したくなる馬体です。

母は1200mで能力を発揮したスプリンター。九州産馬限定戦ですがオープンのひまわり賞を快勝。でも、新馬戦は九州産馬限定戦ではなく一般戦で勝利。混合オープンのフェニックス賞2着。中山のオープンクリスマスローズSは3着。能力は高い。

父サトノクラウンはMarjuの直仔でクラシックディスタンスを得意としていた現役時代ですが、産駒は1200m~2000mで勝ち星を挙げていますが全て芝での勝利。それから新馬戦での勝ちが多いことも特徴です。

2022年ファーストシーズンサイアーランキングで5位となりましたが内容は濃いと思います。
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満田さんも『ガッチリしていてパワフルな感じがしますけど、走りは柔らかくて芝で走らせたい馬ですよ』と。

短距離芝。。。日高の馬が活躍しやすいカテゴリーですよね。
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性格も幼くてまだまだ子供のようです。

通路を歩かせていただきましたが。。。なかなか歩かない(笑)
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『俺は俺の気持ちで動くから、人の言うことなんて聞いてやらねーぞ!!』と、聞こえてきそうな我が儘っぷり。頼もしい感じです。

歩様はいやいやしながらふらふら歩いていたので、そこだけの評価になりますが、脚の動きが肩が先に出て蹄は後からついてくる感じ。所謂、柔らかい歩様。。。滑らかで地面をしっかりと捉える歩様は好感が待てました。
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こんな感じでも走ることには前向きであり、BTCに行くと気合が入るようです。そして、後肢から繰り出すキック力が強いとのことですので、、、後ろも強い、前も強いとなると・・・4輪駆動の早い馬になる可能性があると思います。
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既に2021年産駒への出資も多くなっちゃっているので、レグルドールの2021まで予算が回らない・・・って感じもあったけど、出資してみたい気持ちになります。

これはヴァクストゥームの活躍での配当に期待したいところ。関西馬でもあり、検討の余地はありそうです。

レグルドールの2021をよろしくお願いいたします。

そして最後に

ボルダード
(父ドゥラメンテ×母コスモパルムドール)
牡 栗毛 20年2月28日生
生産者→グランデファーム 入厩先→和田正一郎厩舎

ボルダードは現在も募集中です。

顔もいいし馬体もいい。脚元や喉の方も問題ないということで、ここから再始動。
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大物感は以前から感じていた1頭ですので、ここからは頓挫なく競馬場まで行って欲しいと思います。

(現時点では)出資馬ではないですし、グランデファームさんのご厚意での展示となりましたので、『馬房の中で構わないので少しだけ撮らせてください』と言って撮らせていただきました。
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グランデファームさんでの見学はここで終了。
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書いている側も読んでいる側も多分感じているかとは思いますが、昨日までのレポートよりもライトな感じがしませんか?

これって、僕も最近気が付いたんですけど、生産牧場と育成牧場の違いなんです。

生産牧場さんは“自分の子供”のことを評価してこちらに話してくれるんですけど、育成牧場さんは“預かっている子供”のことを評価してこちらに話してくれるので、必然的に違いが出てきてしまうんです。

育成牧場さんはよそ様から預かっている大事な仔であり大勢の仔を預かっているので、そうなってしまうことも仕方がないことなのかもしれません。

決して育成牧場さんが馬を見ていないとか、そっけないってことではありませんので。

レグルドールの2021についてはグランデファームさんの生産馬ですけど、今回対応してくださった満田さんは乗り役さんですので生産にはかかわっておりませんし。。。ここに衣斐社長がいたら内容も変わっていたかもしれませんけど、、、そういうことなんだなぁ~って思いました。

忙しい中時間を割いてくださったグランデファームさんありがとうございました。

多くのローレルクラブの募集馬を預かるクラブのベース基地です。ローレルクラブの浮沈を担う育成これからもよろしくお願いいたします。

グランデファームさんの提供馬、ボルダード、レグルドールの2021の応援お願いいたします。

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2023年2月14日 (火)

221129日高牧場見学レポート12~グランデファーム編~

来週の日高は寒そうです。コロナは落ち着いてきているけど、インフルエンザも心配。今週は、あまり無理をせず体力温存を心掛けたい。

では、牧場レポート始まります。

 

午後は一路浦河へ。

協和牧場さんへの到着が遅れたため、協和牧場さんの出発も遅れ(自分のせいですけど)、浦河への移動も遅れてしまいましたが。。。ギリギリグランデファームさんへの到着は間に合い、予定通りの見学となりました。

到着直後、、、洗い場にたまたまいたのが・・・

ワクワクルンルン
(父ウインバリアシオン×母スラスラスイスイ)
牝 栗毛 20年3月11日生
生産者→グランデファーム 入厩先→畠山吉宏厩舎

本日は衣斐社長は不在ということでしたが、元地方競馬騎手でグランデファームのスタッフさんであるの満田さんに案内していただきました。
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根強い人気のウインバリアシオンの仔。帰厩の準備をしているところでした。
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元気がいい!

そして、自分の出資馬であり見学を依頼していたこの仔

ヴァクストゥーム
(父プリサイスエンド×母ガーネットスター)
牡 鹿毛 17年3月13日生
生産者→谷川牧場(提供グランデファーム) 入厩先→吉田直弘厩舎

雨も強く降ってきたのでここからは厩舎内での展示となります。
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見学のタイミングでは『間もなく6歳』となる馬ですが、まだ11戦しか戦っておらず、消耗は最小限に抑えられています。
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活気があって元気がいい。

ちょっと太め感はありますが、長期休養中なので少し余裕があった方がいい。
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満田さんは『戻ってきてかなりの期間元気がなくてね。ここ1ヶ月くらいで活気も出てきて強い調教も意欲的にこなせるようになりました。いきなりの好走も期待しています』と嬉しいコメントをいただきました。
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やっぱり現役競走馬であり2勝も挙げている馬。馬体の迫力は感じますし、『大人の馬』って感じがします。

適距離1400mでの爆発を期待しています。
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短いですけど。。。動画のアップの関係もあり今日はここまで。

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