2025年6月12日 (木)

241130北海道myツアーレポート6

引き続き、ドナテッラの2024の展示です。

ドナテッラの2024
(父キタサンブラック×母父ロードカナロア)
牝 鹿毛 24年4月21日生
生産者→村上欽哉牧場 入厩先→上村洋行厩舎

この仔は、キタサンブラックの馬体だね。顔つきも品があってキタサンブラックに似ているし、馬体の柔らかさやしなやかさもキタサンブラックからきているのだと思います。
20241130_101658
ドナテッラの初仔なので、確実なことは言えないけど、父の長所を引き出す母親なのかな?と。

上村洋行先生もこちらに来られるようです。

『50頭も生産馬がいると、先生も大勢来られますよね?』と聞くと、『1日に4人くらいの先生がいらっしゃるときもあるし、先生同士が偶然鉢合わせになることもしばしばあります』と。。。
Img_1873
上村洋行先生は最近来られたとのこと。
『上村先生はドナテッラの2024を時間を掛けてゆっくりご覧になられていましたよ。』と。

兎に角大人しい。。。触っても全然警戒することなくおっとりしているし、カメラを近づけ過ぎても微動だにせず。

マカロンブルーで自撮りチャレンジを敢行しましたが、(許可を得て)自撮りチャレンジをこの仔でもしてみました。

まー大人しくて、きっちり撮ることができました。出資確定ですね(笑)
20241130_1024301 20241130_102438-2
ドナテッラの2024の営業パワーにやられました。

『小さくて大人しいので放牧地で他の馬にやられたりしないですか?』と聞くと、、、

『うるさいときはうるさいですよ。(他馬にやられたりすることも)ないですね。放牧地では中堅クラスです。リーダー格ではないですけど、群れの中でもしっかりやっていけています。』ということで、安心しました。

現在は同期の牝馬15頭くらいで放牧しているそうで、運動を促すのに(放牧地の面積に対して)一番いい頭数だそうです。

大人しいのは眠たいのかなぁ?眠たくはないと思いますが、ご飯を食べたばっかりで満足しているのかもしれませんね。

その後、、、そして歩かせていただきまして。。。
20241130_103133
ボーっとして大人しい仔ってスタッフさんに引っ張られたままクビを低くしたまま引き摺られて歩く仔が多いイメージですけど。。。この仔の歩きはいいです。
20241130_103004
クビもいい位置まで上げて、クビと腰が連動したいい歩き方をしています。脚の運びもいいですし、綺麗な歩き方をします。身体の柔軟さも感じますしグリップの効いた歩き方って感じです。
20241130_103029
何よりも骨盤の動きが良いのでトモが更にボリュームアップしてきたら。。。と思うとワクワクします。
Img_1859
母のドナテッラはダートでしたけどこの仔は芝ですかね?と聞くと、『動きは芝だと思いますよ』とのことで、自分の見立てと一致しました。

立ち姿もよいですけど、この仔は歩かせたり動いた方が魅力がアップしますね。
Img_1894
次回の見学時も楽しみにしたいと思います。

ということで、見学が終わると・・・放牧地へ移動とのことでしたので、その様子も見させていただきました。

馬装を変えて、、、放牧地へ。
Mvi_1900-frame-at-0m3s
最初は『これがドナテッラの2024だ』と、確実に把握できていましたが、途中で見失ってしまいました。
Mvi_1901-frame-at-0m8s
その後は。。。引きで撮っていたらどこかに居るだろうと・・・そんな感じで撮っておりました。
Mvi_1908-frame-at-0m4s
これにて終了かと。。。その時、出張から帰られた村上欽哉社長が戻られたと連絡があり、、、本場事務所へ。

ちょっとだけ、村上欽哉牧場見学延長戦です。

| | コメント (0)

2025年6月11日 (水)

241130北海道myツアーレポート5

今週末には新たなる北海道シリーズが始まっちゃうので、頑張って書き上げます。

お付き合いください。

アフリカンピアノの2024の見学が終って、ドナテッラの2024の見学ですが。。。同じ村上欽哉牧場ですが車で移動。。。

ドナテッラの2024
(父キタサンブラック×母父ロードカナロア)
牝 鹿毛 24年4月21日生
生産者→村上欽哉牧場 入厩先→上村洋行厩舎

アフリカンピアノの2024はロックスミスやゴージャス、ジャジャミンを見学した分場。ドナテッラは、ローレルランウェイを見学した分場での展示となりました。

『この度は、もう1か所分場が増えました。奥の方にも分場を購入しまして。更に(村上欽哉牧場が)大きくなりました』と、説明をしてくださいました。
村上欽哉牧場がどんどん大きくなっていく。。。そろそろローレルクラブでも一発長打をお願いしたいところです。
20241130_101551
その一発長打の可能性を秘めている長距離砲の1頭がこのドナテッラの2024かと思います。

お母さんであるドナテッラは大きな期待を背負いましたが、期待に応えられず。。。1勝のみ。
フェニーチェが早くに亡くなってしまったので、後継繁殖牝馬が広尾サラブレッド倶楽部で走ったエレナレジーナ(父ノヴェリスト)とドナテッラだけ。
20241130_101617-1
エレナレジーナの仔は2頭(レジョンデロルとミウ)が広尾サラブレッドクラブで募集されました。ドナテッラの初仔であるこの仔もローレルクラブで募集。フェニーチェの孫はすべてクラブ馬となっています。

最初に見た感想で『小さいですね。。。』と言ってしまいましたが、、、
20241130_101701
『多少ね。生まれが遅いワケではないですが。。。初仔だからこんなもんかなぁ~。でも、ゆくゆくは普通サイズになっていくと思います。アフリカンピアノの2024が大きいんで(笑)』

そうなんです。アフリカンピアノの2024がデカいんです。この仔は4月生まれ。アフリカンピアノの2024よりもちょうど2ヶ月遅れ。初仔であることで少し小さいかもしれないですけど、『ちっさいなぁ』と、特筆するレベルではありません。
20241130_101832
好みもあると思いますが、アフリカンピアノの2024とは全く違う感じ。あっちは雄大なかんじのスケール感を持っていますが、こっちは運動能力が高そうな雰囲気を感じます。全然煩くはないんですけど、シャキッとした感じの立ち姿で(アフリカンピアノの2024よりも)こっちの方が良く見えました。。。と言うか、僕の好みの立ち方はこっちなんだろうと感じました。

冬毛もボーボーでもっさり感は否めないですけど、脚の着き方と背中のラインが好きです。
20241130_102030
ドナテッラの募集時も村上社長が超気に入っていて可愛がっていましたが、その子どもに当たるドナテッラの2024も相当可愛がっているようです。

「日本競馬の至宝」ダイナカール一族。4代母がダイナカールでその仔がエアグルーヴということは、ルーラシップやドゥラメンテも一族にあり、屈指の豪華一族の端くれなんです。

『大人しいですね。。。』
20241130_102324-1
続けて『キタサンブラックの仔ってどうなんですか?』と質問すると。

『ここで生まれたキタサンブラック産駒でうるさい仔はいないですね。。。』と、いただきました。

そして『(スタッフさんが)展示会で(種牡馬としての)キタサンブラックを見に行きましたが、いいですね。これは走る仔を出すなぁって思いました』と。やっぱりすごい馬なんですね。

今日はここまで。

| | コメント (0)

2025年5月27日 (火)

241130北海道myツアーレポート4

引き続き、村上欽哉牧場にてアフリカンピアノの2024を見学中。

アフリカンピアノの2024
(父Essential Quality×母父ディープインパクト)
牝 芦毛 24年2月21日生
生産者→村上欽哉牧場 入厩先→杉山晴紀厩舎

自分もこの馬が良く見えておりますが、スタッフさんもこの仔を良い馬と感じております。
Img_1644
具体的にどのあたりを評価されていますか?と聞くと
『(全体的に)とてもいいと思います。性格がいいです。大人しくて扱いやすいですし。。。(このまま成長して)走ってくれるといいですね』
Img_1648_20250528121601
杉山晴紀先生はこの仔を御覧になられていますか?と聞くと
『つい最近いらっしゃいました。忙しい先生なので頻繁には来られないですけど、いらっしゃいますよ』

杉山晴紀先生には1歳上のロックスミスに続いてローレルクラブ提供馬が2年連続でお世話になります。

村上欽哉牧場さんは杉山晴紀先生だけでなく、ドナテッラの2024は上村洋行先生、寺島良先生や四位洋文先生、中内田充正先生などリーディング上位に来る駐車との太いパイプを持っていらっしゃいますし、ローレルクラブ提供馬にその枠を使ってくださいます。
Img_1664
生産馬の中でも、自信のある馬を提供してくれているのだと思います。

『マンデラの血はなかなかないですからね。』と。
確かにマンデラの血は貴重ですし、母マンデラ、母父ディープインパクトの繁殖牝馬は世界にアフリカンピアノしかいないんですから。この仔を提供してくださることに感謝しかないです。

杉山晴紀先生もこの血統への魅力を感じており、また馬体についてもバランスが良く、体幹が強い馬であると評されているようです。

杉山晴紀先生にお任せしておけば大丈夫なんじゃないかなぁ~って思っちゃいます。

一緒に写真も撮らせていただきましたが、滅茶苦茶大人しい。。。気が弱い感じではなく気持ちにゆとりがあるというかどっしりとした深みを感じます。
20241130_100109_20250528121701 20241130_100125-1
そして、歩かせていただきました。
Img_1670_20250528121701
歩様を見ると、杉山晴紀がおっしゃっていた体幹の強さを感じる動き。左右のブレが少ない動き。そして、トモがしっかり動いていて骨盤を自分の意識でコントロールして動かせる仔なんだ。。。と思いました。
Img_1684
コツコツ歩くイメージではなく、多少粘りがある感じの歩様で推進力を感じます。後肢の出し方と着き方がいいって感じ。ダートっぽい感じで見ていましたが芝も行けるんじゃないかとこの時に感じました。
Img_1713_20250528121701
比較的、後肢に目が行ってしまいますが、前肢の動きもよく、動き全体が連動している感じで歩きます。
Img_1749
スタッフの方からも『バランスのいい歩き方ですし。成長とともにもっと雄大な感じの歩様になると思います』とコメントをいただきました。
Img_1775
これからの成長が楽しみな1頭。納得のいく金額ではあるものの4,500万円と値段も張る仔ですのでバンバン出資するってワケにもいかず、じっくり見ながらの検討となりますが、血統的にも馬体的にもスケールの大きさを感じます。

ローレルクラブでもこんなに素晴らしい馬に出資できるんだ。。。と思わせてくれる1頭。今後ともよろしくお願いいたします。
Img_1783
ということで、今日はここまで。ありがとうございました。

| | コメント (0)

2025年5月26日 (月)

241130北海道myツアーレポート3

6月は北海道に行くので、残りのレポートを頑張らねば・・・寝る時間を削って頑張るぞ。

新冠橋本牧場さんをあとにして、北上。。。村上欽哉牧場での見学となります。

アフリカンピアノの2024
(父Essential Quality×母父ディープインパクト)
牝 芦毛 24年2月21日生
生産者→村上欽哉牧場 入厩先→杉山晴紀厩舎

海から遠ざかり、山の方へと入っていくので雪が増えると思いきや・・・道路の雪はどんどん減っていきました。

村上欽哉牧場は雪がない。そして、日も差してきて暖かい。。。青空も見えて撮影しやすい天気に。。。ありがたいことです。

村上欽哉社長は不在。。。出張ということで。ん~残念。でも、お忙しいことはいいこと。社長とお会いできず残念ですが頑張っていただきたいと思います。

マンデラの血統。。。僕は現役時代のワールドエースを応援していたので、この血統が好きでして・・・ただ、種牡馬になってからのワールドエースはちょっといろいろあってあまり好きじゃなくなっちゃった経緯があります。

今は無き。。。ニューワールドレーシング(NWR)で最初に持ったベアトリーチェとの思い出が辛過ぎて。。。
ローレルクラブのリエラでワールドエースの印象を良くしたいと思っていましたが。。。そこまでの思い出にもならず・・・って、この話はこの辺でやめておきます。リエラについては見学も含めていい印象ですし、ベアトリーチェも馬自体には、罪はなく。。。見学も行きましたがかわいい仔でした。

ワールドエースやワールドプレミアの全きょうだい。ヴェルトライゼンデの半姉になる母アフリカンピアノ。

ディープインパクト×マンデラの牝馬はアフリカンピアノ1頭だけなんです。

そんな名牝が村上欽哉牧場に居て、その仔がローレルクラブで募集されたのか?じっくり聞きたかったんですけど。。。社長さんがいなかったので、次の機会に聞くことにします。

立ち写真を撮らせていただきましたが。。。脚の位置。特に前肢の位置がきっちり決まらず、良さが伝わりづらい写真になっちゃいました。
20241130_095616
一回肢の位置を固め直して写真を撮りましたが、、、スッと肢を戻してしまいまた悪いポジションに。

良さが伝わるいい写真は次の宿題にすることとして、とりあえずこれで撮ることにしました。
20241130_095643
この仔の印象は、幅があること。胸前がしっかりしていますがトモのボリュームも十分。かなりトモ高な姿勢なので身体も大きくなるでしょうし、全体的なバランスを含めた成長も大きいと思います。何度も身体の変化を経て成長していく完成形を見るのが楽しみな仔だと思います。
キレがある感じよりも力強さを感じる馬体はダートで活躍するようなイメージですけど、このタイプで芝をしっかり走れる仔であると、、、超大物になる可能性もあるんじゃないかと思います。

毛の色は。。。不思議な色。芦毛の仔は白い色が結構目立ってくるか、黒っぽい色から白っぽく移行していくイメージ。栗毛と鹿毛の中間くらいの毛色にグレーが混ざった感じ。ここから白くなるのあなぁ~。。。この珍しい毛色は意外とこのままこんな感じでデビューを迎えるんじゃないか・・・そんな気もしています。
20241130_095705
父のEssential Quality(エッセンシャルクオリティ)はTapit(タピット)産駒のダートの強豪です。Tapitはダート馬らしい力強いタイプですが、Essential Qualityはしなやかさがあって比較的スラっとしているのだとか。

この仔はどちらに似ているんですか?と聞くと・・・
『お母さんには似ていないです。種馬(Essential Quality)は実馬を見てないので何とも言えませんが、そっちに似ているんだと思いますよ』
20241130_095709-1
アフリカンピアノの2024がスラっとしている感じとは思えませんが、帰ってからEssential Qualityの画像や動画を見ると・・・雰囲気似てますね。

背中の雰囲気とか脚の付き方とか。スタリオンでの立ち写真の脚の位置がこの日のアフリカンピアノの2024と同じ写真がありまして。。。これは父似認定でOKです。

ということで、今日はここまで。明日に続きます。

| | コメント (0)

2025年5月 9日 (金)

241130北海道myツアーレポート3

ナスカの2024
(父ルーラーシップ×母父サンデーサイレンス)
牝 鹿毛 24年4月18日生
生産者→新冠橋本牧場 入厩先→中舘英二厩舎

ルーラーシップは失敗がなさそうなタイプ。きっとこの仔もいい成績が残せることでしょう。
20241130_091315
リコーファームさんから募集されたシマノタカラチャンの2023(ミーンアロット)もルーラーシップ×ジェイドロバリーということで、かなりのベテランカップリング。ローレルクラブで流行ってるんですかね?

個人的には関西馬に多く出資していますので、関西だったらうれしかったのに・・・と思いましたが、新冠橋本牧場提供馬は関西に続けて提供だったので今回は関東に。。。とのこと。関東在住の会員さんには『是非関東で提供を』とお願いされることもあるそうで。

そして、お話はローレルアイビーへ。。。

アドマイヤカグラの2023(ローレルアイビー)
(父ドレフォン×母父スペシャルウィーク)
牝 鹿毛 23年2月18日生
生産者→新冠橋本牧場 入厩先→杉山佳明厩舎

今回はパッショーネさんにお邪魔できなかったので、橋本社長にローレルアイビーについて聞きました。

『アドマイヤカグラいいですよ。アイリスよりもパワー型。ここにいた時よりもパワーアップしています。体つきが。やっぱりスピードがありそうだなって感じ。パワースピード型。どっちも行けそう。芝デビューで考えているけど、のちのち二刀流もいけるんじゃないかな。』ということで。
ローレルアイビーにも期待しています。

ということで、新冠橋本牧場さんでの見学も終了。毎回お邪魔させていただいております。本当にありがとうございます。

次回もお邪魔させてください。

| | コメント (0)

2025年5月 8日 (木)

241130北海道myツアーレポート2

少し時間が空いてしまいまして申し訳ございませんでした。いろいろと忙しくて(涙)復活して頑張ります。

ナスカの2024
(父ルーラーシップ×母父サンデーサイレンス)
牝 鹿毛 24年4月18日生
生産者→新冠橋本牧場 入厩先→中舘英二厩舎

歩いているところを見ての感想を。。。
Img_1567
『踏み込みが深い感じでいいですね。』と言わせていただくと。。。

橋本社長も『この仔のいいところは立たせても良さがありますけど、僕の一番のアピールポイントは歩きなんですよ。全部がしっかり連動した動きになっているんですよね。ルーラーシップの仔は結構後ろがだらしない仔が多いんですけど(前で動いて後ろが付いてくる感じが多い)、この仔は4肢がしっかり動いていていい連動ができている。』

橋本社長の気に入るポイントと僕の気に入るポイントって昔から合致するんですよね。ローレルアイリスのときも同じところを褒めて話に花が咲きましたし、ローレルアイビーのときもジョディーズマロンのときも見ているポイントが合致していたことを覚えています。

食べる方はどうですか?
20241130_091257-1
『よく食べます。つけたやつはしっかり完食する仔です。身体がなくて調教ができないとか使えないってことはないと思います。』

馬体を見ても体幹が強そうな感じ。つなぎの部分は。。。立ってる?寝てる?立ってもなく寝てもなくちょうどいい。いい感じだと思います。

現在は夜間放牧を毎日こなす日々。午後イチで放牧に出して次の日の朝まで。午前中は週卜して休んでいるところです。全然へこたれたり疲れたりしない仔なので体力的にも期待です。
20241130_091315
雪はあまりないと聞きております・・・クッションがなくて蹄に悪い影響が出たりするかもと聞きますが・・・
『(雪が)あった方がいいといえばいいですけど、カチカチになったりすることもあまりないので大丈夫だと思います。危険だなって思う時は無理はさせないですし』

この仔を出した理由を聞きました
『血統もいいですし、もちろん繁殖として残したいっていうことも当然あるんですけど、何よりも可愛い。。。』
この仔を語るに『可愛い』のフレーズは必ずついてくるんですよね。まっ確かに可愛いんですけど
橋本社長からも聞きましたが、毛がツンツン逆立っているのも可愛いと。確かに。。。頭もモヒカンみたいになってるしたてがみも。この毛の質っていつまで続くんですかね?大人になったら少し収まったりするのかな?
Img_1501
このタイミングでルーラーシップ産駒を提供されましたが・・・個人的なイメージですけど、ルーラーシップのようなベテラン種牡馬よりも、あたらしい(若い)種牡馬の方が売れるのかなって思いますが、、、この仔はベテラン種牡馬ルーラーシップに今や殆どいないBMSサンデーサイレンスでしょ?なかなかオールドスタイルな血統になりますよね。。。

ナスカの2024も高い能力を備えているからね。ルーラシップも種牡馬としての実績があるし、兄姉からも相性の良さはほぼ確実ですから。
Img_1515
海外の有名種牡馬なら人気出るでしょうけど、あんまり有名じゃない海外輸入種牡馬とかだとだれも買わんでしょ(笑)ということで、
Img_1621
ただ、この繁殖はマンファスの血とよく合うそうで。価格的にロードカナロアとかはちょっと高いんで。ルーラーシップはちょうどいい価格なので。ルーラーシップはコスパのいい種牡馬なんですね。

ということでもう少し続きます。

| | コメント (0)

2025年5月 7日 (水)

241130北海道myツアーレポート1

4日間の北海道滞在も最終日を迎えることとなりました。やっぱり寂しい。でも、ちょっとだけ家に帰りたい自分もいる。。。複雑な気持ちを抱えながらの最終日がスタートです。

最終日の1発目は新冠橋本牧場さんからとなります。

ナスカの2024
(父ルーラーシップ×母父サンデーサイレンス)
牝 鹿毛 24年4月18日生
生産者→新冠橋本牧場 入厩先→中舘英二厩舎

おはようございます。橋本社長とご挨拶をすると・・・

『まーひーさんが来ると大雨か大雪なので(笑)今日の天候も心配しましたけど。。。今回は天気が悪くなくてよかったです』と、早速ワンパンチ食らいまして。。。
20241130_090346-1_20241130203601
ナスカの2024とは初めての対面となりますが・・・事前に調べてきたことで、BMSサンデーサイレンスは今や貴重で2023年産は14頭いたのですが2024年産はナスカを含めて4頭。。。2025年産はどうなるんでしょうか。。。もしかしたらBMSSSラストクロップかもです。

初めてナスカの2024に会って発した言葉が『背は低い方ですか?』でした。。。
20241130_090520-1
『そうでもないですよ。。。小さくないと思いますよ。結構体高も出てくると思います』と。橋本社長にはビシッっと否定されました(笑)

スイマセン。。。1歳馬を連続で見ていたので、そういう基準になってしまいました。それも比較的大きめな1歳馬が続いていたので。

『1年違いますからね(笑)比べられても』と追い打ちをかけられてしまいました。

ほかの当歳馬と比べても馬格がある方だとのこと。4月生まれなのにしっかりしています。
20241130_090526
『今の時期に体形が変わってきてトモ高になってきています。それによってそういう感じ(背が低く見える感じ)に見えるのかもしれません。』

中舘英二先生との関係を聞くと。。。

最近うちからよく中舘厩舎に行っていて、勝たせてもらっています。相性がいいというか。。。先生もいい先生ですし』
20241130_090711
4歳のゴーゴーケイコも3歳のカポレイラも勝ち上がっております。

中舘英二先生は馬をご覧になられましたか?
『いまのところ2回くらい見ていて、いい感想をいただいています。第一声は『可愛い』でした(笑)今のところ何もないというかケチのつけるところがないのでっていう意味で何もないみたいです』

性格的なところはどんな感じですか?
『普段はこうやってじっと立っていられる。我は強いと思います。馬同士になると結構強いので』意外な感じでした。見ている感じでは大人しいですし、従順なタイプで他の馬にもやられちゃう感じなのかな・・・と思ったら、、、対馬については強いなんて・・・

そして、『高い能力を秘めていると思います。それから頭がいいところを感じます』
『どういったところから頭の良さを感じますか?』
『まずはじっと立っていられるところ。ほかの馬はじっと立っていられない仔も多い。自分がやるべきこと、自分に求められているところを理解してそれを実行できる馬だと思います。気持ちが入るときはしっかり気持ちが入るし、、、大人しいだけじゃない馬です』へー。可愛くて賢くて能力がある。。。最高じゃないですか。
20241130_090550
キングカメハメハ系が好きな僕ですが、ルーラーシップ産駒にはあまり出資していないんですよね。。。現4歳世代のペルフェツィオーネが初出資で、現2歳世代のミーンアロットが2頭目。

僕の中では、エアグルーヴ感が強いというかトニービン感が強いというか。。。キングカメハメハの影が薄く感じるんですよね。ドゥラメンテやロードカナロアの方がなんか好きなんですよね。

とは言え、最近は少し見直しているのかも。ルーラーシップ産駒を応援している自分がいます。
20241130_090822
『ルーラーシップはキセキの印象が強く、長い距離の種牡馬かと思っていましたが、ソウルラッシュがマイルチャンピオンシップを勝ちましたね。どういった種牡馬だと考えていますか?』と橋本社長に質問。

『いろんなタイプを出す種牡馬なんだなと改めて認識しました。マイル王者も出すし、菊花賞2着のヘデントールもルーラーシップ産駒ですからね。でも、この仔(ナスカの2024)に関してはマイルから中距離だと思う。極端なスプリンターにはならないと思っています。』と。

歩かせてもらってもいいですか?
20241130_090905
ということで、歩かせていただきました・・・

ということで、今日はここまで。

| | コメント (0)

2025年5月 6日 (火)

241129北海道myツアーレポート2

ファーストチェアの2023(サートゥルチェア)
(父サートゥルナーリア×母父ジャングルポケット)
牝 黒鹿毛 23年2月9日生
生産者→村田牧場 入厩先→嘉藤貴行厩舎

歩かせていただくと、、、比較的大きい身体であり調教再開後間もないことから、筋肉が付ききっていない感じで、歩きもモサっとするかなぁ~って想像していましたけど、活気があって身体の使い方の巧さを感じる歩様。運動神経がいいんじゃないかと感じます。
Img_1458
単純に歩様は好きでした。前肢と後肢も前にガツガツ入っていく感じではないですけど、後肢が後ろに流れる感じは中長距離馬っぽくてよいかな・・・って思っています。
Img_1467 Img_1475
注文することはありませんか?って質問すると

『身体の大きさが心配だったけどその心配も。。。戻ってきて470キロになってるし。その点についてはクリアですねぇ~。乗ってきてカリカリしたりする可能性は感じる仔なので。テンションが上がりすぎないように乗っていけば。あと、飛節に負担がかかりやすい骨格をしているところは注意していかなきゃいけないけど、、、大丈夫だと思います』とのことで、こっちが思っていた不安をすべて払しょくしてくれるような明るい感じで話をしてくださいました。
Img_1367
ここエクワインレーシングさんでは兄姉もやってるし、ある程度の雰囲気は分かっているとのこと。血統的にはフルデプスリーダーの下で期待していますし。

少し大きい方かな?と思っていましたが、スタッフさんの話では『背は平均的。シルエット自体も平均的。』←これはいい意味で平均的なんだそうです。
Img_1384
食事は飼い葉食いもよく。完食する。たまに疲れると食べるペースが遅くなることはありますが、残すってことはない。

では、、、どうして馬体重が大きく減ったのでしょうか?
Img_1398
『最初にエクワインレーシングに来た時に環境の変化に戸惑ったってことはあったかと思います。本場に来て調教を重ねると(食べていても)体重が減ってしまう。少し休ませると20キロくらい戻るって感じ。動かすと体重が減ると少しいうことは心配に感じるかもしれませんけど。。。普通ですよ。』

デビューについてはどのくらいの時期を想定されていますか?
Img_1409_20250506085601
『順調にいけば早く出せると思います。それまで何にもないことが(育成場としての)目標です。今のところ順調であることは間違いないですね。』と。フルデプスリーダーが重賞を勝った思い出の地でデビューってこともあるんですかね。

現在の状況ですが、坂路も20-20くらいからはじめて18-18くらいにまで進んでいる。坂路にも入れていない仔もいる中ではこなしているメニューは早い方。何よりも性格がいい仔で優等生。基礎体力と乗り役の合図に対して動けるように訓練しているそうです。
Img_1416_20250506085601
昨日のレポートでも書きましたが嘉藤貴行先生は熱心な先生で、月に1回は日高地方に訪れており、エクワインレーシングさんにも毎月来ているそうです。そして、嘉藤先生も自分で乗って調教を付けられる先生だとのこと。。。是非嘉藤先生が乗っているときに、見学に来たいです。。。

そうそう。。。以前、嘉藤先生と偶然一緒になって、嘉藤先生と一緒に見学となった会員さんがいらっしゃって、、、その会員さんは出資検討中ということで見学されていましたが、嘉藤先生がファーストチェアの2023を見ながら『大きいね~。柔らかいねぇ~』おっしゃっていて、、、その会員さんは『買います』って言ってましたよ。
Img_1426
と。

それは、そうなっちゃいますよね。僕もそんな素晴らしい出会いがあったら間違いなく増資しちゃうことでしょう。。。

ということで、終始明るい雰囲気だったエクワインレーシングさんでの見学も終わりの時間となりました。

エクワインレーシングさん、楽しい時間をありがとうございました。また、お邪魔させていただきたいと思います。本当にありがとうございました。

11月29日分はここまで。

11月30日レポートへと続きます。

| | コメント (0)

2025年5月 5日 (月)

241129北海道myツアーレポート1

ファーストチェアの2023(サートゥルチェア)
(父サートゥルナーリア×母父ジャングルポケット)
牝 黒鹿毛 23年2月9日生
生産者→村田牧場 入厩先→嘉藤貴行厩舎

北海道3日目は午前中にガッチリお仕事。午後からはフリーになるということで、しっかりお仕事をこなし余裕のあるスケジュール。。。となりまして、この日は公式な牧場見学は1件のみ。

向かった先はパルフェダムールの2023(クロエアムール)の見学と同じ入り口。。。U.F.F.Racingのお隣の厩舎。エクワインレーシングさんでの見学となりました。
20241129_142941
馬体重の変動が大きい仔。。。

育成期間に馬体の変化のある仔は、成長力があり期待できる。。。とは思っていますが、馬体に変化というか、馬体中に変化・・・個人的にはあまり歓迎するべきことではないと思いながら見学に向かいました。

エクワインレーシングのスタッフさんはそこをあまり気にしていない感じでした。
20241129_143052
ただ、体重が戻ったことは喜んでいらっしゃるようで・・・

『1ヶ月前に417キロまで馬体重が減ってしまい、嘉藤貴行先生と相談をしました。皮膚病も出ていたので、、、思い切って3週間ほど調教しない期間を設けてしっかり休ませました。○○○ホスピタル(僕にはみやびホスピタルと聞こえましたが・・・)という施設に預けて、最近戻ってきました』
20241129_143525
『417キロだった馬体重が470キロに戻ってきました。』とのことで、21日間で53キロの増量に成功。今日見学のときの馬体は大きく見えましたし、痩せている感じもなく立派でした。

村田牧場さんが自分で持っていたバグラダス(マジェスティックウォリアー産駒)の活躍が切っ掛けで、『嘉藤貴行先生には重賞馬の下を預けたい』とのことで、エルムS勝ち馬のフルデプスリーダー(ヘニーヒューズ産駒)の半妹となるファーストチェアの2023がお世話になることになりました。
20241129_143528
そして、嘉藤貴行先生のもとにはこの仔のあとにも、葵Sと北九州記念の重賞2勝馬ピューロマジックの下であり前述のバグラダスの半妹となるメジェルダの2024や、セレクトセール上場馬でユニオンに落札されたクラシックスの2024は重賞こそ勝っていないもののオープン特別3連勝中のドンアミティエの下。この2頭が嘉藤貴行厩舎に入ることが決定しています。

今後嘉藤貴行厩舎は、村田牧場生産馬のハブ厩舎になるかもしれませんね。

嘉藤貴行先生は村田牧場さんと相性がいいだけでなく、面倒見がよかったり研究熱心だったり。。。皆さんから愛される理由がある先生であると聞きます。
20241129_143620
このあたりからもファーストチェアの2023は期待が大きいことが分かります。

ちなみに、嘉藤貴行先生は最近もここに訪れたそうです。

調教をつけてくれていらっしゃるスタッフさんが馬を引っ張ってくれていたので。。。『乗っている感じはどうですか?』と質問すると
『乗ってる感じはすごく柔らかくていい馬だと思って乗っています。調教が進んでいるグループに入って調教を再開させます。クビの使い方がうまくて全身を使って走るので運動の能力が高そうな仔ですよ』と。
20241129_143735 性格的はどうですか?と聞くと
『大人しいもんね。。。乗ってるときはチャカチャカしてちょっと牝馬らしい面も持っていますけど、乗ってないときはすごく大人しくて。走ることが好きで前向きですね。調教もしっかりと動く仔です』と、いい感じの評価をいただきました。

エクワインレーシングさんでは遺伝子検査もしていて。。。結果はC-Tの中距離タイプ。兄弟を見てわかる通りですけど(笑)
1800mあたりに適性がありそう。
20241129_143836
芝かダートかというと。。。

何とも言えないけど、芝も行けそうな雰囲気がある。フルデプスリーダーはダートだし。

ということで、歩かせていただきました。。。

今日はここまで。また続きはは後日に

| | コメント (0)

2025年5月 1日 (木)

241128北海道myツアーレポート15

ルージュフォンセの2023(ヴルールドロワ)
(父ヘンリーバローズ×母父エンパイアメーカー)
牡 鹿毛 23年3月20日生
生産者→宮内牧場 入厩先→高橋一哉厩舎

歩かせていただいて。。。

歩く前から上半身だけ落ち着きがなく、下半身はどっしりスタイルでしたけど、歩くと全身を使ってリズミカルに歩く感じ。ダラッとした感じがなく活気があるように見えるのはよいですが・・・お調子者感があって、なんか軽いんだよなぁ~・・・馬体はデカくてガッチリしてるんだけど。
20241128_151239
最初はホイホイ引き手のスタッフさんについて順調に歩いていたんですけど。。。ターンしたところで立ち上がりました。
20241128_151143-frame-at-0m5s
そこからはスイッチが入って数回立ち上がりまして・・・でっかい馬体で立ち上がると迫力があります。
20241128_151143-frame-at-0m7s
ロックスミスも立ち上がったし、マカロンブルーも尻っ跳ね。皆さん申し訳ございませんでした。
20241128_151221-frame-at-0m4s
それでも、そこからコントロール不能となるワケではなく、歩き終わるとまた大人しく・・・上半身だけうるさく下半身は全く動かないスタイルに。

少しの切っ掛けで遊びたがる感じ。。。子どもなんだろうなぁ~って思いました。

体力では全然バテたことがないそうです。体力は滅茶苦茶あって、ダートでしょうけど、距離は長ければ長いほどよさそう。。。とのこと。ダート戦は1800mが一つ目安の距離かと思いますが、1800mとかそれ以上の距離が適距離になるんじゃないかってスタッフさんは思ってるみたいです。
20241128_150406
食に関するところはいかがですが?
『食べるところは相変わらず素晴らしく、与えられたものは速攻で完食。本当に食べることが大好きで、食べることに関してはしっかり食べる。。。』とのお話をいただきました。

これからのルージュフォンセの2023について聞くと・・・
『いまは、BTCのいろいろな施設を順番に使っているって感じ。いろいろなことにチャレンジさせて刺激を入れてるところ。屋外の施設はClauseになったのでこれからは屋内の施設をいろいろと使っていく予定です。進み具合は他の馬よりも進んでいるといえます。気が散るところは見えますが、余裕がある感じなんですよね。。。子どもっぽい動きが多いというか(笑)』
20241128_150514
『(ルージュフォンセの2023の)頭の中はまだ幼稚園児ですね。。。なので、幼稚園児が小学生、中学生、高校生と成長していかなければなりません。幼稚園児に高校生の勉強を教えても駄目になっちゃうので、幼稚園児にあった勉強、小学生になったら小学生にあった勉強をやっているっていう最中です。』

なるほど。分かり易い。
20241128_150555
ルージュフォンセの2023はまだ幼稚園児なので、勉強をする姿勢だとかを教えている段階なのかな。。。頭を使う勉強はまだ早い。。。時間かかりそうですね(笑)

早い時期にデビューする馬ではないみたいです。のんびりゆっくり育成していく。鈴木一哉調教師もそう言っているとのこと。
20241128_151039-2
この仔は性格も落ち着いていてのんびりゆったりしている。手はかからない仔ですが、時間はかかる。けどどれだけ頑張れるかですね。この仔の持っている能力には期待しているしポテンシャルは楽しみでもある。時間はかかるけど。。。出資者としてもしっかり待ってるかどうか。。。育成場のスタッフさんも『ちょっと面白い仔だと思う。』って。
あと、、、『絶対ダートで。』って言ってました。
20241128_151047-2
目いっぱいではないけど、いろいろ動かしたことで、無駄肉が取れて少しスリムになった状態が今の姿。500キロを超えるデビューになるかなって思うけど、あまり大きくなると脚元に負担がかかることが嫌なので、480キロくらいで走れることが理想。だけど馬の成長とかいろいろとあるのでそれは何とも言えないですね。
Img_0993
『今日はご飯前だったので。。。気の悪いところが出ました』とのこと。
イライラしていましたね(笑)
普段は気のいい子だし人に対して食ってかかることもないし、扱いやすい仔だそうです。
Img_1012 Img_1018 Img_1019
ごはん大好きなルージュフォンセの2023のごはん前の時間にお邪魔しちゃったので。。。申し訳ないです。
Img_1051
これからどんな競走馬になっていくのか楽しみです。

宮内牧場の皆さんありがとうございました。

| | コメント (0)

より以前の記事一覧